こんにちは!日本語教師のAyumiです。
講師をしていてよかった!と強く感じる瞬間は、
「ことば」を通じて異なる国の人同士を繋ぐ役割を果たせたときです。
今回は初めてのコラムということで、少しだけ私の話をさせてください。
私には言語を学んでいなければ出会わなかった人たちがいます。
その数は多いとは言えませんが、間違いなく私の人生に大きな影響を与えてくれた人たちです。
英語を学んでいなければ、職場で励まし合える仲になれなかっただろうルーマニア人の同僚。
韓国語を学んでいなければ、カカオトークでギフトを送り合う仲になれなかっただろう光州の友人。
スペイン語を学んでいなければ、1ヶ月間のヨーロッパ旅行を共にしなかっただろうメキシコ・コロンビアのご夫婦。
時々「この言語を学んでいなければ、この人に出会っていなかったんだ」と考えることがあります。
最初から知らなければ赤の他人だから、気にすることはないと思うかもしれません。
でもその方たちと出会っていなかった人生を想像すると…とっても勿体ないことです!
日本語教師という仕事は、日本に興味を持ってくださっている方々と日本を繋げることができます。
もっと言うと、そのような方々を「一生涯の親友」や「未来のパートナー」といった、
人生を大きく変える人と繋げることだって起こり得るのではないかと考えます。
単に言葉を教えるだけではなく、生徒の皆さんがその後学んだ言葉によって新しく出会う人々や経験まで想像すると…
ワクワクが止まりませんよね!
「日本人の友達ができました!」「留学先で出会った日本人と結婚することになりました!」
そのような声を聞くとただただ嬉しく、日本語教師としての本当の役割を果たせたような達成感さえ生まれます。
日本語教師は学習者から見ると「日本人代表」の1人ですから、自分の言動ひとつで皆さんの心を変える可能性もあります。
私は生徒の皆さんが「なりたい自分」になって、「したいことができる」ようになるお手伝いに尽力すると共に、
日本語教育を通して母国と世界とを繋げられる役割を担う点に大きなやりがいを感じています。
そして、恐らくそれはその他の言語講師、また異なるカテゴリ講師の皆さまも同様だと考えます。
自分の世界を大きく変えるような学びが、このCafeTalkという一つのプラットフォームに沢山詰まっている。
その一助となれていることが喜ばしく、今後も「ことば」を通じて人と人を繋げる日本語教師として努力してまいります!