イタリア語をお勉強の皆さん、こんにちは。ハチです。
丁度この「今週のお題」そのものを、受講者の方々から質問として受けることも多いので、今日は数年ぶりに投稿してみます。
講師になろうと思ったきっかけは、ズバリ、「せっかく習ったことを忘れないため」です。あんまり前向きではないですね~。笑
自分の性格上、CILSに受かってしまえば、そのままC2の資格に胡座をかいてダメになるだろうと思っていました。なので「どうしようかな~」と考えているところに、CILS受験準備クラスメイトで超優等生だったロシア人友達が、「私最近、同胞にイタリア語をオンラインで教えてるの。あなたもやってみれば?」と提案してくれたのです。そこで、いろいろネットで調べてみたら、Cafetalkに行き当たり、面接を受けて、講師として出発したーーーーー というわけです。
では、さようなら。
だと、あまりにざっくりし過ぎていますね。
取り敢えず、一生イタリア語の勉強を続けなければいけないことは、最初に勉強したミラノの音楽学校時代から覚悟していました。そんな時、ある先生に「君たち日本人は異なる仕組の言語枠から来ている。欧州で生まれた音楽を解するためには、生涯を通して語学の勉強をしなければ、根本から音楽を理解するには至らない」と言われたのです。「歌手ではなく、器楽奏者なのに、そんな必要あるの?」と思う方もいるでしょう。しかし、そもそも歌を模倣するところから器楽は生まれ、発展してきたので、言葉の理解を深めないわけにはいかないのです。
そこで、音楽学校、音楽院を卒業後、ミラノ市立の「在伊外国人のためのイタリア語講座」に通い、CILSのC2を受験し、合格しました。
(すごく端的に書きましたが、上記の期間にも、もちろん私のイタリア語学習のデコボコ道があります。しかしここでは割愛します)
そして、冒頭に書いたことに戻ります。
きっかけ自体は最初に書いたままです。しかし、私はチェンバロやピアノのレッスンもしますので、「人に教えることで、自身が習得出来ることがたくさんある」ことを既に実感していました。そこで、「イタリア語も、学びたい人にレッスン実施することで、自分も学び続けられるのではないか?」と思ったのです。
そしてそれは、大当たり~❣️ でした。
私自身が何も考えず鵜呑みにして学習したことに対して、「えっ?そこ?」という質問をいただくことも多く、調べものをするにつれ、今度はイタリア語自体に以前よりも興味が増し、マニアックな本を読んでは「ほっほ~ぅ」と楽しめています。また、受講者の方々が一様につまづかれるところ、苦手に思われるところなどが見え、どう伝えれば理解してもらえるかを考えることは、実は私自身のイタリア語解釈力アップにも繋がることになりました。受講者の方が仰った何気ないひと言が、レッスンに、ある指針を与えてくれたことも多々ありますし、とにかく、学びとることが多いのです。他言語を話す方々とは、それぞれの言語との相違点類似点についてお話も出来ています。
そうですね……きっかけは簡単なのですが、講師を始めたことで、音楽とはまた違った彩りを人生に与えてもらった気がします。大袈裟ですかね?うーん、でも本当にそうなんですよね。
というわけで、これからも皆さんのイタリア語学習のお手伝いに精を出そうと思っています。
……久しぶりにコラム書いてみたら、なんかヘタな日本語訳のような文章になってしまいました。
でも懲りずにまた書いてみます。
イタリア語もですけど、イタリア生活のネタも結構あるんですよね。
では皆さん、ご拝読ありがとうございました。
Buono studio e buon divertimento??????
うちの町のとある教会。朝散歩の往路より
(暗いうちから歩いて写真も撮るアヤシイ東洋人な私)