レッスンをしていると、よくこんな事を耳にします…
「リズム感が悪くて…どうすれば良いですか?」
というものです。
この“リズム感”という言葉も中々曲者で、
●一定のテンポで弾くことができないのか
●譜面のリズムが正確に弾けていないのか
●曲全体のノリがイマイチなのか
など、色々なケースがあるのですが…
どのケースにも共通するポイントがあります。
それは“四分音符”を感じることです。
※数えるのではなく感じるというところが大切。
曲に入る際によく耳にする…
「ワン・トゥ・スリー・フォー」
ってやつですね。
様々なテンポであったり、様々なリズムパターンがあるかと思いますが、どの曲でも土台としての四分音符の感覚があると漠然としていたリズムの輪郭がハッキリとしてきます。
そして、ここで手拍子の登場です。
僕は生徒の方に、まずは四分音符の感覚の話をした後に、色々な曲をかけて手拍子してみてくださいとお伝えしてます。
すると、色々な反応があります。
●やったことないし恥ずかしいから無理
●各小節ごとに四回叩く
●各小節ごとに1・3拍目に叩く
●各小節ごとに2・4拍目に叩く
●各小節ごとに1拍目だけ叩く
etc.
こんな感じでしょうかね。
これでなにがわかるの?ってことなのですが、この手拍子のパターンや実際に叩いてる姿を照らし合わせると、その人がどんな体感で音楽を感じ取っているのかがわかります。
※本人に自覚がない場合も多々あります。
そして、今後のイメージする演奏に現在備わっている体感が適しているのか、そうでない場合どう改善していくか…そのポイントをお伝えしています。
リズムの良し悪しについて、譜面の音符の再現性や指先、腕の振りだけに注目されている方がいますが、その曲の根底にあるリズムの重心を捉える体感を育てる(そうだなぁ…ノれる体作りとでもいいましょうか)
そんな風に体全体で音楽を奏でるイメージを持つと練習の質も変わり心地よいリズムに繋がるのでは…と思います。
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