皆さんは漢字は好きですか?
学年が上がるごとに、漢字は複雑になっていきます。
低学年のうちは好きだった漢字も、高学年になって嫌いになるお子さんも
いるかもしれません。
漢字は中国で生まれ、象形文字といわれているので、もともとはものの形を表していました。
ところで、「車」という漢字は読めますね?
車がつく漢字を順に見ていきましょう。
まずは、「軍」 ワかんむり+車 です。
ワかんむりはカタカナの「ワ」の字に似ていることからそう呼ばれているのですが、
上からかぶせるという意味があります。
車を包む → 戦車で円陣を作った集団(=軍隊)
戦時中、戦車を包囲した(かこんだ)人たちが「軍」になったのですね。
次は、「庫」 マだれ+車 です。
マだれは「麻」(あさ、マ)からきていて、屋根を意味します。
車や兵器を入れてかぶせた蔵(くら) → 倉庫の意味
元々は「庫」というのは軍隊の車や兵器を入れていた場所だったのですね。
最後に、難しい漢字の登場です。
「轟」は「とどろき」と読みます。
みなさん、どういう意味だと思いますか?
車が3つあります。
多くの車が往来 → 「とどろく」という意味
車が多いと、騒々しい感じがしますものね。
このように、漢字は足し算で考えると面白いです。
まずは、部首の意味を知ることから始めるといいでしょう。