私(わたし)は日本人(にほんじん)なので、日本語(にほんご)が話(はな)せたり、文章(ぶんしょう)が書(か)けるのは当(あ)たり前(まえ)なんだけど、子供(こども)の頃(ころ)は、日本語(にほんご)を上手(うま)く話(はな)せなかったし、文章(ぶんしょう)も書(か)けませんでした。
私(わたし)は兄弟姉妹(きょうだいしまい)がいなく、また、視力(しりょく)が悪(わる)かったので、テレビやゲームは禁止(きんし)でした。だから、家(いえ)にいる時(とき)は暇(ひま)で、子供用(こどもよう)の偉人伝(いじんでん)や童話(どうわ)、図鑑(ずかん)など、同(おな)じ本(ほん)を何度(なんど)も何度(なんど)も読(よ)んでいました。何度(なんど)も何度(なんど)も読(よ)んでいるうちに、自分(じぶん)が、その偉人(いじん)になったような気分(きぶん)になったり、童話(どうわ)の主人公(しゅじんこう)になって、童話(どうわ)に出(で)てくるお菓子(かし)を食(た)べたり、童話(どうわ)に出(で)てくる動物(どうぶつ)と遊(あそ)んだり、と想像(そうぞう)を働(はたら)かせることができるようになりました。
自分(じぶん)がなりきることにより、文章(ぶんしょう)の理解度(りかいど)がぐんと上(あ)がり、ラジオから聞(き)こえてくる内容(ないよう)も細(こま)かい単語(たんご)はわからなくてもだいたいの内容(ないよう)が理解(りかい)できるようになってきました。
学校(がっこう)では、毎日(まいにち)友達(ともだち)と長時間(ちょうじかん)話(はな)すので、会話力(かいわりょく)はもちろん上(あ)がります。
日本語(にほんご)を学(まな)んでいる生徒(せいと)さんの会話力(かいわ)を上達(じょうたつ)させるには、先生(せんせい)と実際(じっさい)に話(はな)して練習(れんしゅう)する必要(ひつよう)がありますが、読解力(どくかいりょく)は、同(おな)じ文章(ぶんしょう)を自分(じぶん)が理解(りかい)できるまで何度(なんど)も読(よ)むことによって上(あ)がってきます。
毎日(まいにち)、少(すこ)しでも良(よ)いので、日本語(にほんご)の文章(ぶんしょう)を読(よ)み続(つづ)けてくださいね。
皆(みな)さんのことを応援(おうえん)しています。