そろそろ過去問にトライしてみる生徒さんも多くなってくる時期ですね。例えば、
「算数の過去問をやってみたら散々だった・・・」
こういうときにどうするか。諦めてしまっていいのでしょうか。
それが1回目であったなら、最初はそんなもんです。
ここからどうやって態勢を立て直して行けばいいか、考えてみましょう。
今までやってきた問題集がバイブルである
今までずっとやってきた問題集、または塾の教材。それらが生徒さんのバイブルです。
バイブルを超える問題はまだ解けないし、その範囲にあったものは解けていないといけません。(もちろん、飛ばしてしまったハイレベル問題は除きます)
ひとまず解答解説を読んで分析してみましょう
今までやったことの範囲内で失点しているのであれば
バイブルのさらなるやりこみが必要です。
見たことない問題、やり方も「ええーこんなやり方なのか・・!」とめまいがするような問題は捨て問です。
ベストなのは、捨て問かどうか、生徒さんご本人が判断できることです。(大人もいっしょに考えてあげられるとより精度が上がります)
基礎の積み重ねがあれば、解説を読んだら、たとえ失点していても、
「この解き方は見たことある、この解き方は見たことない」
というのがわかると思います。
この見たことあるやつ、を重点的に復習すべきです。
見たことあるやつ、練習すれば取れたなと思うやつ、を点数で足してみて、合格者平均に近づけそうなのであれば、望みはあると思います。
また、問題の出し方がその学校独特で、ちょっと特殊だからとまどったというのも十分考えられます。そこは慣れれば大丈夫な部分もあるでしょう。
もし「どれもこれも何がなんだか全くわからない」という状況なら、ちょっときついかもしれません。
復習で自分を過去問に「最適化」する
見たことあるやつ、取れたなと思うやつ、を生徒さんご本人の声をもとにピックアップして、そのあたりを取れるように日々練習する、というのが必要かなと思います。
3回目くらいで合格者平均に近づいてくればよいのかなと思います。そのために、次の問題に移る前に、毎回以下の復習をやります。
・解答解説を読んで、「見たことある、解ける」「見たことある、解けそうにない」「見たことない」に分類する
・今回やった問題はすべて時間をかけてとき直す(解説を見ながらでOK)
・間違いの原因をメモする。「筆算の間違い」「補助線を引いてない」「線分図が描けなかった」など
・次回に向けて、時間配分の作戦を立てる
こういう復習・分析を何度も何度もくり返した精鋭たちが最終的に叩き出した数字。それが合格者平均です。
ですから、最初は作戦もなにもないわけで、できなくても当然ですよね。
とにかく過去問は合格への方法を教えてくれる宝物ですので、有効に活用してください!