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今まさに、赤ちゃんの誕生を待っている女性、そして妊娠の準備をしている女性に、（もちろん、パートナーの男性にも）知っておくときっと役に立つ、食育法についてお話したいと思います。
昔は、（といってもほんの50，60年前までのことですが）女性の妊娠・出産というのは、ずっと自然で、日常生活の延長線上にあるものでした。
病院での出産は戦後に一般的になりましたが、それまでは助産婦さんが自宅に来て、自分の家で赤ちゃんを産むということが普通に行われていました。
今でも、昔ながらの生活を続けている他の国の田舎では、妊娠直前まで仕事をこなし、産んだ後も母親はすぐに日常の仕事にもどる、といったことが行われています。
ところが現代、多くの妊婦さんが妊娠中の入院（切迫早産、子宮筋腫など）を経験し、今や妊娠出産は医療の介入なしには成り立たないような状況になってしまっています。
原因はもちろん、単純ではありません。
ストレスの多い生活スタイル、環境の汚染による影響、妊婦さんの出産年齢があがった事・・・など、出産をとりまく現状は大きく変わってきました。
そのうえ、出産後の子育て環境はさらに過酷。
仕事をしながらの子育て（子どもが病気になると保育園に預けられない！）
核家族の孤独な子育て（父親は仕事が忙しく、親も頼れる人も近くにいない・・・）
子どもの体調不良やアレルギーで病院通いの日々、
医療費の高騰、
などなど。
それでも、生まれてきた子どもには「健康に育ってほしい」と願う親の気持ちは、国も時代も問わず、変わらないものだと思います。
じゃあ、
どうすれば健康で快適な妊娠生活を送れるの？
子どもが病気をせず、元気に育つにはどんなことに気をつければいい？
忙しいお母さんが、限られた時間のなかで子どもの健康管理をするには、どうすればいい？
こんな質問に、解答があったらいいなと思いませんか？
あります。
それは、思った以上にシンプルなことです。
私たちが、忘れかけてしまっている、自然のリズムに沿った生活を再び取り戻すこと。
人間も自然の一部であって、この地球上で生きる生物の一員であることを思い出すこと。
これは、退化することではなく、昔ながらの知恵や知識を現代にも活かすということです。
赤ちゃんだって、文明が進化しようがしまいが、ずっと同じように、海の成分に似た、お母さんの子宮の羊水の中で、生物の進化の過程を経て、ヒトとなり、外の世界へと生まれてくるのです。
人間は、ずっとそうやって、命をつないできました。
現代文明と言われるものが発展するずっと以前から、生物として、環境に適応しながら生き残る術を確立し、繁栄してきました。
私は、そんな、人間の健康に関する、長い歴史の中で培われた東洋の知恵を、マクロビオティックを通して学びました。
私自身も、マクロビオティックの学校に通い始めたころ、先輩のお母さんたちに、
「マクロビオティックを知って子育てすると、楽よ～」
と言われ、それがどういうことなのか、当時は分からなかったのですが、その言葉の意味が、今ではよく理解できます。
体調管理のし方を学び、そのおかげで高齢出産枠の私でも妊娠中、ほとんどつわりもなく、体重の増加も４ｋｇのみ。妊娠8か月まで週に1回、着物の学校に通うため、着物を着て1時間以上、通勤電車で、ほぼたちっぱなしで往復しても元気な妊婦でした。（妊婦と思われず、席も譲ってもらえなかったので(*_*)
そして病院ではなく、自宅で娘を出産しました。
娘は、中学生になる今まで、めったに風邪もひかず、病院にかかったこともありません。
肉も魚も食べずに育ちましたが、平均以上の体格です。
もちろんこれだけではありませんが、妊娠・出産・子育て中（現在も継続中ですが）、自分はずいぶん楽をしてきたなあ、というのが、正直な気持ちです。
それは、すごく頑張って、ヘルシーな料理を毎日作ったから？
⇒No！ むしろ手抜きです。
自分自身と子どもの体質を知り、できるだけ「自然のリズム」にそって生活すること
＝マクロビオティックの生活法に基づいた、シンプルな食事と健康管理
この方法を知っていれば、妊娠・出産、そして子育てがずっと楽になります。
ただでさえ大変な日本での出産育児、お母さんたちの負担が減ると、もっと子どもたちも笑顔でいられますよね。
そんな、「お母さんもラクできて」「子どもも元気に育つ」、マクロビオティックに基づいた食育法を、多くのみなさんとシェアできたらいいなと思っています。
講師プロフィール
1998年 マクロビオティッククッキング教室 師範科卒業
マクロビオティック料理教室にて望診法（東洋医学に基づく、健康診断法）を学びました。
マクロビオティックを学んで25年、これまでダイエットやヴィーガン、ベジタリアンの食事法や食育についてなどのワークショップを行ってきました。
また、ヨガを10年以上教えた経験から、心と体の不調に対応する、簡単なエクササイズや呼吸法などの指導もしています。
大学では教員資格を取得。副専攻が心理学でしたので、カウンセリングの基礎などを学んでいます。
幼稚園から中学生の補習校で教員をした経験と、7年間で延べ500人の母親対象のヨガクラスを主催した経験から、育児についてのご相談・食育相談なども承っています。
マクロビオティックについて、もっと知りたい方は・・・
マドンナのプライべートシェフを長年務められ、ハリウッドスターや著名な方々にマクロビオティックの食事を提供してこられた、「西邨マユミ」さんの著書がお薦めです！
私もマユミさんのワークショップをドイツで開催し、ミュージシャンやアーティスト、企業のオーナーの方々などから、高い関心と評価をいただきました。
「Mayumi’s Kitchen――10日間デトックス・レシピ」
「ハッピー・プチマクロ 上手にデトックスして美しいカラダをつくる生き方」
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***aito