ついこの間、私の友達がタクシーに乗っていると運転手に「ねえ、日本人と中国人って同じなの?」と聞かれたそうです。信じられない様な話ですが本当の出来事です。
そこで今日は、イギリスでの日本の印象や認知度について書いていこうと思います。
これは、イギリス人でもその人の育った環境や教養によって、かなりのバラつきが出てきます。
最近は日本食の人気が高く、あちこちに日本食レストランがあるので、日本食が大分ポピュラーになりお昼にお寿司のテイクアウェイをして食べる人等もよく見掛けますし、お箸を上手に使って食べる人や、日本食についてかなり知識のある人もたくさんいます。
けれど私が昔、ミュージカルを勉強する為に現地の学校に通っていた頃は、クラスメイトの一人に「What's the difference between Japanese food and Chinese food?(日本と中国の料理って何が違うの?)」と質問をされた事もあります。
さらに最近でも、あるイギリス人の知り合いに「日本人と中国人って同じ言葉を話すの?」と聞かれた事もあります。この手の質問はよくあり、同じような質問をされた事がある人は結構いるみたいです。おそらく日本も中国も漢字を使っているので、同じ言葉だと思う人が多いのでしょうか。
あとよくあるパターンが、手を前に合わせてお辞儀をしてくる事でしょうか。実際日本では手を前に合わせてお辞儀をするのは神社に行った時や、「いただきます」「ごめん!」と言う時くらいなのですが、映画等の印象で「日本=手を前に合わせてお辞儀をする」と思っている人が大勢居ます。
けれど本当にその人によって日本についての知識と言うのはバラつきがあります。日本に旅行や仕事で行った事のある人や、日本の事を好きな人は「日本人の私より日本について知識があるのでは?」と思う程日本について知っていたりしますし、そうかと思えば日本について全く知らず、最初に書いた様なとんでもない質問をしてくる人も居ます。
でもよく考えてみると、日本でも海外の人を見ると「外人」と一括りにしていたり、イギリスは正確には「England, Scotland, Wales, Northern Ireland」と四つに分かれていて、イギリス人とは言わずにイングランド人、スコットランド人等と言う事を知らない人もたくさんいるので、それを考えてみると日本の事を上記の様にあいまいに捉えている人がたくさんいるのも分かる気もします。