現在、欧州に拠点を置く日本企業の多くは、ドイツやイギリスに拠点を置いています。英国のEU離脱は衝撃的なニュースでしたが、この影響が色々な分野でじわじわと始まっています。生産、販売拠点の移動の検討もその一つです。
地理的にも中欧(Mitteleuropa)の中心に位置するドイツは、ロシアを含めた東西欧州市場進出のための足場として有利です。
そのような事情から、Düsseldorf, Hamburgなどは昔から知られた日本企業が多い都市です。また欧州屈指のハブ空港があるFrankfurt周辺にも拠点を置いている日系企業が増えています。
更に、東欧圏への進出を考える企業の中には、DresdenやLeipzigといった東部に拠点を置く企業も幾つかあります。
またWolfsburgやStuttgart周辺には、自動車関連の部品メーカーが自社工場や駐在事務所を置き社員を派遣しています。
こんな事情を反映してか、ドイツ語を習う社会人、特にビジネスパーソンは、年間を通じてたくさんいらっしゃいます。私が担当するレッスンでも、「海外赴任の辞令が降りたので」とドイツ語を習い始める方が多くいらっしゃいます。社内や客先とのコミュニケーションは、英語で事足りても、日常生活では、ドイツ語会話ができる方が便利です。また、客先との意思疎通も一歩踏み込んで心を通じ合わせるとなると現地の言葉が話せる方がいいでしょう。
直前のドイツ語レッスンでは、大きな任務を背負っての渡独ですから皆さん熱心です。でも日本での引き継ぎ作業、現地での仕事内容の把握。そしてご家族の事。使える時間は限られていて、そこへ加えて“大学時代苦手だったドイツ語”の逆襲!(笑)とても大変そうです。
“苦手だったドイツ語”と格闘する方達を拝見し、ふと思いました。「学生時代にもう少し早くスタートを切っていらっしゃれば...」
何事も自主的に始めるのと、強いられて始めるのでは、気分的にも違いますね。語学は努力した分だけ成果が現れます。スケージュール調整が比較的自由にできる学生時代だからこそ語学の習得にも1日30分程度は使ってみてはどうでしょう。
„欧州駐在をしてみたい“そんな野心を抱いて就活を始めようとしている学生さん!是非、大学生の時にドイツ語検定3級、もしくは2級の取得を目指しましょう!
„えぇ..ドイツ語なんて難しいし、大学の授業面白くなかったし..“おっしゃる通りです!大学のドイツ語の授業は85%面白くないと思います(笑)それは、話せること、使うことを目的として教えていないからです!!(ここだけの話、ドイツ語を履修する人が減っているのは面白くない授業が原因で、ドイツ語そのものが原因ではありません!!)
大学の授業でいやな体験をしてしまうと、「楽しく、簡単に習得できます。」と言っても「嘘でしょう?」と思うかもしれませんが、無理なく、楽しく学習できるレッスンを受けてみませんか?
実践する場があって初めて語学学習は、面白くなります!
der,des,dem,denなんて丸暗記で覚えたって、話せるようにはなりません。
再就職で、ステップアップを目指す方にも興味深い求人も多く見受けられます!特に興味深いのは、理系の学部で得られる知識を持っていることが前提で、英語とドイツ語力を必要とする求人が多いことです。
ご自分の道を切り開く道具の一つにドイツ語力も加えてみませんか?