三味線のお話です。
私が使っているのは <細棹(ほそざお)> です。(音は前回のコラムで紹介した動画で確認ください)
では、その他に何があるか・・・そうです <太棹(ふとざお)> 、
そしてその中間の <中棹(ちゅうざお)> があります。
大きく分けるとこの3種類。
沖縄の<三線(さんしん)>は三味線のもとになったと言われていますが、音楽的に別の過程を経ていますので三味線とは区別されます。[中国の三弦が琉球(沖縄)にわたり三線になり、堺(大阪)あるいは薩摩(鹿児島)にわたって三味線ができたという説がありますが、詳細は明らかではありません]
お世話になっている 三味線駒吉 さんから許可を頂いて 皮を張る前の画像をお借りしました。
上から順に細棹(長唄)・中棹(民謡や地唄など)・太棹(津軽・浄瑠璃など)です。
画像では細かいところはわかり難いのですけれど、棹の太さ胴の大きさ 厚みが違うのがわかります。
糸巻や撥も違いがありますね。当然使用する糸の太さや駒も違うし、演奏のテクニックも違ってきます。
さらに伝統音楽のジャンルの違いのほかに流派によって微妙に違ったりします。
あっ、棹・胴・糸巻・撥・駒ってなんの事?ですよね。
詳しくは後々お話ししていきますので今日は『三味線』と言っても曲のジャンルによって違いがあるんだねってことを ざっくりと見ておいてください。
ーMASAKOー