NHK大河ドラマ「光る君へ」を毎週見ています。
講師コラムに感想を書くのが久しぶりになってしまいましたね。
前回書いたのは9月初旬ですから、その後、お話はかなり進展しました。
前回は、まひろ(のちの紫式部)が『源氏物語』を書き始めたところ。宮中の女房たちの暮らしぶりが描かれ、さながら平安絵巻を見るような回でした。
ドラマの設定では、『源氏物語』は、藤原道長の娘である彰子が一条天皇に愛されるようになるため、文学好きの一条天皇の気を引くための物語を書くことになっていました。この2カ月の間に、無事に一条天皇は彰子に魅力を感じるようになり、皇子が生まれ、そして、一条天皇は崩御されました。展開が速いですね!
今回は、一条天皇を失った彰子が、遺児である皇子たちを見ながら和歌を詠む場面がありました。
五七五七七の和歌をゆっくりと声に出すのです。
今回は、すぐ横でまひろが聞いており、感想を述べていましたが…
このドラマでは、登場人物が和歌を詠む場面がときどきあります。
登場人物は現代語で話していますが、和歌だけは古文なんですよね。
そのため、私は一回詠まれただけの和歌の意味はチンプンカンプンです。
たしかに、普段から古文で話している平安貴族なら、一回聞けば意味が理解できるでしょう。現代人でも和歌や古文に詳しい方は大丈夫でしょう。でも、私は現代語の俳句でも理解にタイムラグが生じるほどなので、全然だめです。
映像もきれいで、お話もおもしろくて、本当に毎回楽しみに見ているのですが、この和歌だけはなんとかしてほしい。わかりやすい解説をお願いしたいです!
物語はそろそろ終盤。ただいま道長は権力の絶頂にいますが、そのための無理が本人にも周囲にもはっきりと見えてきます。権力と家族と仲間と…これからどうなっていくのか、楽しみです♪