最近見つけて、いっぺんに気に入ってしまった歌がある。
宮城野のもとあらの小萩露を重み
風を待つごと君をこそ待て
(宮城野の下葉のまばらな萩は露が重いのでしなだれている。その露を吹き払う風を待つように、あなたを待っている。)
「源氏物語」を読んでいて見つけたのだが、「古今集」から引いたものだという。詠み人しらずであるが、詠み手は恋する女性であろう。
風は気まぐれで、いつ吹くかわからない。
Понедельник, 23 Сентябрь 2024 r. 14:45