こんにちは。日曜日はお箏(こと)のコンサートに行ってきました。
砂崎知子(すなざきともこ)さんというお箏の演奏家が、戦前戦後の邦楽界で活躍した宮城道雄(みやぎみちお)の作品を演奏する、というものでした。
これから3年間、10回に渡って連続演奏会をするそうです。
今日の演奏は6曲でしたが、曲の合間に、曲の特徴を詳しく話してくださいました。
宮城道雄は、明治末年に生まれ、幼少時に盲人となり、箏と地歌三味線を極めた人です。大正時代半ばから戦後にかけて、作曲家・演奏家として大活躍しました。
作品はどれも、西洋音楽をうまく取り入れた、当時としては斬新な作品ばかり。演奏家としても繊細な表現を得意とするすばらしい演奏家でした。
宮城道雄作曲《ロンドンの夜の雨》の作曲者本人の演奏レコードはこちらからお聞きいただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=vyQy9q6oCp8
今日の砂崎さんのお話によると、長年宮城作品を弾き続けてきた彼女でも難所があるそうで、あらためて宮城道雄の偉大さを感じたひとときでした。