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Cafetalk Tutor's Column

Tutor Keisuke.H 's Column

I was a bocchi.㊷嫌いだった夏休み

Пятница, 19 Июль 2024 r. 18:48

夏休みいえば大量の宿題。
僕は毎日努力をしないから日記に苦戦した。
夏休みが一ヶ月近くあるから、
終了三日前に毎日分を書かなければいけない。
一ヶ月前の天気も内容も覚えているわけがない。
仕方なく新聞を漁って天気だけは現実と合わせた。
自分からそんなことをするはずがない。
両親に怒られながら宿題をやるのが夏休み終盤だった。
 
日記の他には4教科のワークと自由研究と工作があった。
自由研究といわれても特にやりたい研究なんてない。
父に相談すると本気になって取り組んでくれた。
『公園の遊具の利用状況調査』
『公園の脇道の交通量調査』
どれも小学生が真夏に研究するものじゃない。
父が市役所の公園の仕事をしていたから良いように使われた。
 
その中でも交通量調査は印象深かった。
大きなパラソルの下でアウトドア用の椅子に座って、
四連数取器で車をひたすら数えるのだ。
午前8時から午後6時までを3日間連続で。
途中三バカの仲間にも協力してもらったが、
基本は一人だった。
「あとは頑張れ」
と設置し終えた父は僕に言い残し釣りに出かけた。
 
何が悲しくて真夏に交通量調査をしなければいけないのか。
でも、自由研究で他にやることがないので逃げる選択肢はなかった。
真夏だったけどほぼ曇りか雨で過ごしやすかったのは良かった。
炎天下なら倒れていてもおかしくない。
 
最後の方は飽きてて真面目に数えていなかった。
そのデータをまとめて考察して何とか形にできた。
模造紙に書いたあとは発表練習までやらされた。
とても面倒だった。
そんなことをするくらいなら、
未提出で評価を下げてくれたほうがマシだ。
でも、父は自分の仕事の延長なのか本気を出していた。
 
夏休み明けには自由研究の発表があり、
優秀作品は学校内での発表があった。
僕は幸運にも選ばれなかった。
夏休みが終わった後、
「自由研究はどこだ?」
と父に聞かれた。
仕事に使う気だったらしい。
僕は模造紙を紛失していたので、
その研究が日の目を見ることはなかった。

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