※「レッスンの余白」は、わたしが日本語教師をする中で感じたこと、
思ったことをお伝えするコラムです。
今年の6月は、
Cafetalk大賞グッドテキスト賞受賞と
700レッスン達成(たっせい)という、
ふたつのうれしい出来事がありました。
Cafetalk大賞受賞は、
自分のレッスンが、
生徒さんたちに認(みと)めていただいたという意味で、
とてもうれしい受賞です。
オンラインレッスンは、
対面のレッスンよりも、
生徒さんの反応(はんのう)がわかりにくいところがあります。
今のやり方でよかったんだろうか?
生徒さんは、さっきの説明で納得(なっとく)してくれたんだろうか?
レッスンが終わると、しばらく思い悩(なや)むこともあります。
そんな時に、このような賞をいただくと、
少なくとも、今のやり方は間違(まちが)っていない、
という自信と励(はげ)みになります。
投票していただいた生徒さん、
ありがとうございました!
700レッスン達成もそうです。
Cafetalkでレッスンを始めて1年半、
最初は、
700レッスンも達成(たっせい)した講師の方々を見ると、
自分には決して追いつけない
遠い存在のように見えました。
しかし、気がついたら、
自分もその一人。
信じられないような不思議な気持ちです。
でも、これも、
生徒さんがいらっしゃるから実現できた数字、
私のレッスンを受けていただいた生徒さん、
ありがとうございました!
あらためて考えると、この1年半、
生徒さんよりも、
私の方が多くのことを教えてもらったように思います。
海外の生徒さんから、
私の知らないその国のことを教えていただきました。
私の世界は以前(いぜん)よりも広くなりました。
オンラインでも、
生徒さんと信頼関係(しんらいかんけい)を
築(きず)くことができるということもわかりました。
繰り返しレッスンを受けていただいている生徒さんは、
私にとって、古くからの友人のような存在です。
生まれてからずっと使っていた日本語について
新しい発見や気づきもたくさんありました。
日本語を話すことと、
日本語について説明することの間には
大きな距離(きょり)があります。
説明するためには、
例文を作り、似た言葉との違いを考え、
それを生徒さんに理解してもらえるように
わかりやすく話さなければなりません。
まだまだ、不十分(ふじゅうぶん)だと思いますが、
日本語の語彙(ごい)や表現について説明することは
私にとって、常に新しいチャレンジです。
この1年半、
生徒さんとのレッスンを通じて、
私の世界は大きく広がりました。
ありがとうございました。
これからも、皆さんの「夢」の実現のために、
努力と工夫(くふう)を重ねたいと思います。
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KOBA
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