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Cafetalk Tutor's Column

Tutor Keisuke.H 's Column

I was a bocchi.㉕拷問、公文式

2024-07-02

母はいわゆる教育ママで、
僕は転校後に公文式に通わされた。
単純な問題を面倒臭くしたものを延々と解かされた。
僕はすぐに飽きた。
飽きても辞めさせてもらえなかった。
よくプリントを溜めたり、机に隠したりした。
母に怒られて泣く泣く解いて通った。
全く、これっぽっちも面白くなかった。
計算は早くなったかもしれないが、
単純作業の苦痛のほうが多かった。
 
母は公文式のカキザキ先生に、
「ケイスケ君は天才肌ですね」
と言われたらしい。
そうなのかもしれない。
天才だけど努力をしない。
実際に努力しなくても中学校まではベスト3にいた。
授業を聞けば大体のことは理解できた。
算数は別解を探すほうが楽しかった。
正解は瞬時に解けたからだ。
 
カキザキ先生はもっと僕を伸ばしたかったのかもしれない。
でも、僕には向上心がなかった。
何より公文式との相性が抜群に悪かった。
やればやるほど先に進めるシステムだったのだが、
やっても終りが見えなくて面白くない。
算数は好きだったけど、公文式は大嫌いだった。
 
もしも、なんて考えたらキリがないけど、
僕が勉強の魅力に気づいてそれを伸ばす環境があれば、
もっと偏差値の高い大学に行けただろうし、
そもそも学校生活が楽しかったのだと思う。
残念ながら、それらは同時に揃うことはなかった。

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