★日本語コラム 第46回
<日本のご飯 ~ご飯の歴史~>
「ご飯」というのは白米を炊いたものを指す言葉ですが、
「友達とご飯に行く」、「今日のご飯は何にする?」など、
「食事」の意味でも使うことができますね。
お米を炊いた白いご飯は、日本の食事には欠かすことのできない存在です。
今回からのコラムではそんなご飯について
いろいろな角度から取り上げてお話ししていきたいと思います!
まずはおおまかな歴史から見ていきましょう。
日本において、整備された水田での米づくりが始まったのは
弥生時代であるとされています。
大陸から日本列島へ伝わった稲作は日本の気候によく合っていたため、
急速に各地へと広まっていき、定着しました。
米は長期間保存しておくことができたので、倉庫に蓄えられ、
この蓄えの量が貧富の差を表すようになります。
このことから米は単なる食料のみならず、
お金としての役割を果たすようになり、
特に、稲作の技術が発達して米の生産量が増加した江戸時代には、
大量の米が税金として「幕府」と呼ばれる政府組織に納められていました。
この頃には、現代と同じような、
米と水を釜に入れて火にかけるという炊飯方法が
広く一般にも普及していきましたが、
そうやって炊いたご飯を頻繁に食べることができたのは
裕福な上流階級の人々だけでした。
今のように、ほとんどの日本人が主食としてご飯を食べる、
という状況になったのは明治時代に入ってからのことです。
1955年には一般向けの電気自動炊飯器が発売され、
誰もが手間を掛けずにおいしくご飯を炊けるようになっていきました。
その後、食文化の多様化やライフスタイルの変化などによって
近年の日本国内の米の消費量は減少傾向にあると言われています。
私は、もちろん麺類やパン、色々な外国料理も大好きですが、
おかずや汁物などと一緒にほかほかの白ご飯を食べたときが
一番「しっかり食べたな」と満足できるような気がします。
・・・・・
今回のコラムはここまで。
次回のコラムでは、白ご飯にのせて食べると美味しい食べ物について
紹介していきたいと思いますので、どうぞお楽しみに♪
それではまたお会いしましょう^^
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\ここから下は読み仮名つき↓↓↓/
★日本語(にほんご)コラム 第(だい)46回(かい)
<日本(にほん)のご飯(はん) ~ご飯(はん)の歴史(れきし)~>
「ご飯(はん)」というのは白米(はくまい)を炊(た)いたものを
指(さ)す言葉(ことば)ですが、
「友達(ともだち)とご飯(はん)に行(い)く」、
「今日(きょう)のご飯(はん)は何(なん)にする?」など、
「食事(しょくじ)」の意味(いみ)でも使(つか)うことができますね。
お米(こめ)を炊(た)いた白(しろ)いご飯(はん)は、
日本(にほん)の食事(しょくじ)には欠(か)かすことのできない
存在(そんざい)です。
今回(こんかい)からのコラムではそんなご飯(はん)について
いろいろな角度(かくど)から取(と)り上(あ)げて
お話(はな)ししていきたいと思(おも)います!
まずはおおまかな歴史(れきし)から見(み)ていきましょう。
日本(にほん)において、整備(せいび)された水田(すいでん)での
米(こめ)づくりが始(はじ)まったのは
弥生(やよい)時代(じだい)であるとされています。
大陸(たいりく)から日本(にほん)列島(れっとう)へ
伝(つた)わった稲作(いなさく)は
日本(にほん)の気候(きこう)によく合(あ)っていたため、
急速(きゅうそく)に各地(かくち)へと広(ひろ)まっていき、
定着(ていちゃく)しました。
米(こめ)は長期間(ちょうきかん)保存(ほぞん)しておくことができたので、
倉庫(そうこ)に蓄(たくわ)えられ、
この蓄(たくわ)えの量(りょう)が貧富(ひんぷ)の差(さ)を
表(あらわ)すようになります。
このことから米(こめ)は単(たん)なる食料(しょくりょう)のみならず、
お金(かね)としての役割(やくわり)を果(は)たすようになり、
特(とく)に、稲作(いなさく)の技術(ぎじゅつ)が発達(はったつ)して
米(こめ)の生産(せいさん)量(りょう)が増加(ぞうか)した
江戸時代(えどじだい)には、
大量(たいりょう)の米(こめ)が税金(ぜいきん)として
「幕府(ばくふ)」と呼(よ)ばれる政府(せいふ)組織(そしき)に
納(おさ)められていました。
この頃(ころ)には、現代(げんだい)と同(おな)じような、
米(こめ)と水(みず)を釜(かま)に入(い)れて火(ひ)にかけるという
炊飯(すいはん)方法(ほうほう)が
広(ひろ)く一般(いっぱん)にも普及(ふきゅう)していきましたが、
そうやって炊(た)いたご飯(はん)を頻繁(ひんぱん)に
食(た)べることができたのは
裕福(ゆうふく)な上流(じょうりゅう)階級(かいきゅう)の
人々(ひとびと)だけでした。
今(いま)のように、ほとんどの日本人(にほんじん)が
主食(しゅしょく)としてご飯(はん)を食(た)べる、
という状況(じょうきょう)になったのは
明治時代(めいじじだい)に入(はい)ってからのことです。
1955年(ねん)には一般向(いっぱんむ)けの
電気(でんき)自動(じどう)炊飯器(すいはんき)が発売(はつばい)され、
誰(だれ)もが手間(てま)を掛(か)けずに
おいしくご飯(はん)を炊(た)けるようになっていきました。
その後(ご)、食文化(しょくぶんか)の多様化(たようか)や
ライフスタイルの変化(へんか)などによって
近年(きんねん)の日本(にほん)国内(こくない)の
米(こめ)の消費(しょうひ)量(りょう)は
減少(げんしょう)傾向(けいこう)にあると言(い)われています。
私(わたし)は、もちろん麺類(めんるい)やパン、
色々(いろいろ)な外国(がいこく)料理(りょうり)も大好(だいす)きですが、
おかずや汁物(しるもの)などと一緒(いっしょ)に
ほかほかの白(しろ)ご飯(はん)を食(た)べたときが
一番(ばん)「しっかり食(た)べたな」と
満足(まんぞく)できるような気(き)がします。
・・・・・
今回(こんかい)のコラムはここまで。
次回(じかい)のコラムでは、白(しろ)ご飯(はん)にのせて食(た)べると
美味(おい)しい食(た)べ物(もの)について
紹介(しょうかい)していきたいと思(おも)いますので、
どうぞお楽(たの)しみに♪
それではまたお会(あ)いしましょう^^
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<日本のご飯 ~ご飯の歴史~>
「ご飯」というのは白米を炊いたものを指す言葉ですが、
「友達とご飯に行く」、「今日のご飯は何にする?」など、
「食事」の意味でも使うことができますね。
お米を炊いた白いご飯は、日本の食事には欠かすことのできない存在です。
今回からのコラムではそんなご飯について
いろいろな角度から取り上げてお話ししていきたいと思います!
まずはおおまかな歴史から見ていきましょう。
日本において、整備された水田での米づくりが始まったのは
弥生時代であるとされています。
大陸から日本列島へ伝わった稲作は日本の気候によく合っていたため、
急速に各地へと広まっていき、定着しました。
米は長期間保存しておくことができたので、倉庫に蓄えられ、
この蓄えの量が貧富の差を表すようになります。
このことから米は単なる食料のみならず、
お金としての役割を果たすようになり、
特に、稲作の技術が発達して米の生産量が増加した江戸時代には、
大量の米が税金として「幕府」と呼ばれる政府組織に納められていました。
この頃には、現代と同じような、
米と水を釜に入れて火にかけるという炊飯方法が
広く一般にも普及していきましたが、
そうやって炊いたご飯を頻繁に食べることができたのは
裕福な上流階級の人々だけでした。
今のように、ほとんどの日本人が主食としてご飯を食べる、
という状況になったのは明治時代に入ってからのことです。
1955年には一般向けの電気自動炊飯器が発売され、
誰もが手間を掛けずにおいしくご飯を炊けるようになっていきました。
その後、食文化の多様化やライフスタイルの変化などによって
近年の日本国内の米の消費量は減少傾向にあると言われています。
私は、もちろん麺類やパン、色々な外国料理も大好きですが、
おかずや汁物などと一緒にほかほかの白ご飯を食べたときが
一番「しっかり食べたな」と満足できるような気がします。
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今回のコラムはここまで。
次回のコラムでは、白ご飯にのせて食べると美味しい食べ物について
紹介していきたいと思いますので、どうぞお楽しみに♪
それではまたお会いしましょう^^
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★日本語(にほんご)コラム 第(だい)46回(かい)
<日本(にほん)のご飯(はん) ~ご飯(はん)の歴史(れきし)~>
「ご飯(はん)」というのは白米(はくまい)を炊(た)いたものを
指(さ)す言葉(ことば)ですが、
「友達(ともだち)とご飯(はん)に行(い)く」、
「今日(きょう)のご飯(はん)は何(なん)にする?」など、
「食事(しょくじ)」の意味(いみ)でも使(つか)うことができますね。
お米(こめ)を炊(た)いた白(しろ)いご飯(はん)は、
日本(にほん)の食事(しょくじ)には欠(か)かすことのできない
存在(そんざい)です。
今回(こんかい)からのコラムではそんなご飯(はん)について
いろいろな角度(かくど)から取(と)り上(あ)げて
お話(はな)ししていきたいと思(おも)います!
まずはおおまかな歴史(れきし)から見(み)ていきましょう。
日本(にほん)において、整備(せいび)された水田(すいでん)での
米(こめ)づくりが始(はじ)まったのは
弥生(やよい)時代(じだい)であるとされています。
大陸(たいりく)から日本(にほん)列島(れっとう)へ
伝(つた)わった稲作(いなさく)は
日本(にほん)の気候(きこう)によく合(あ)っていたため、
急速(きゅうそく)に各地(かくち)へと広(ひろ)まっていき、
定着(ていちゃく)しました。
米(こめ)は長期間(ちょうきかん)保存(ほぞん)しておくことができたので、
倉庫(そうこ)に蓄(たくわ)えられ、
この蓄(たくわ)えの量(りょう)が貧富(ひんぷ)の差(さ)を
表(あらわ)すようになります。
このことから米(こめ)は単(たん)なる食料(しょくりょう)のみならず、
お金(かね)としての役割(やくわり)を果(は)たすようになり、
特(とく)に、稲作(いなさく)の技術(ぎじゅつ)が発達(はったつ)して
米(こめ)の生産(せいさん)量(りょう)が増加(ぞうか)した
江戸時代(えどじだい)には、
大量(たいりょう)の米(こめ)が税金(ぜいきん)として
「幕府(ばくふ)」と呼(よ)ばれる政府(せいふ)組織(そしき)に
納(おさ)められていました。
この頃(ころ)には、現代(げんだい)と同(おな)じような、
米(こめ)と水(みず)を釜(かま)に入(い)れて火(ひ)にかけるという
炊飯(すいはん)方法(ほうほう)が
広(ひろ)く一般(いっぱん)にも普及(ふきゅう)していきましたが、
そうやって炊(た)いたご飯(はん)を頻繁(ひんぱん)に
食(た)べることができたのは
裕福(ゆうふく)な上流(じょうりゅう)階級(かいきゅう)の
人々(ひとびと)だけでした。
今(いま)のように、ほとんどの日本人(にほんじん)が
主食(しゅしょく)としてご飯(はん)を食(た)べる、
という状況(じょうきょう)になったのは
明治時代(めいじじだい)に入(はい)ってからのことです。
1955年(ねん)には一般向(いっぱんむ)けの
電気(でんき)自動(じどう)炊飯器(すいはんき)が発売(はつばい)され、
誰(だれ)もが手間(てま)を掛(か)けずに
おいしくご飯(はん)を炊(た)けるようになっていきました。
その後(ご)、食文化(しょくぶんか)の多様化(たようか)や
ライフスタイルの変化(へんか)などによって
近年(きんねん)の日本(にほん)国内(こくない)の
米(こめ)の消費(しょうひ)量(りょう)は
減少(げんしょう)傾向(けいこう)にあると言(い)われています。
私(わたし)は、もちろん麺類(めんるい)やパン、
色々(いろいろ)な外国(がいこく)料理(りょうり)も大好(だいす)きですが、
おかずや汁物(しるもの)などと一緒(いっしょ)に
ほかほかの白(しろ)ご飯(はん)を食(た)べたときが
一番(ばん)「しっかり食(た)べたな」と
満足(まんぞく)できるような気(き)がします。
・・・・・
今回(こんかい)のコラムはここまで。
次回(じかい)のコラムでは、白(しろ)ご飯(はん)にのせて食(た)べると
美味(おい)しい食(た)べ物(もの)について
紹介(しょうかい)していきたいと思(おも)いますので、
どうぞお楽(たの)しみに♪
それではまたお会(あ)いしましょう^^
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