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Cafetalk Tutor's Column

Candice Nina 講師のコラム

“bee“ と “wasp“ の違いと見分け方

2024年4月21日

蜂はよく『bee』と英訳されますが、実際英語圏に行くと、皆さん『bee』と『wasp』(と『hornet』)を使い分けています。違いは何なのでしょうか?

 

Beeは花に集中していて、巣に攻撃を加えない限り温厚。

 

見分け方:

・シルエットが丸っこくてかわいい

胸部がモフモフしている

 

Beeの例:

・Beeの代表とも言えるであろう「ミツバチ」は、honeybee(ミツバチ、そのまま!)です。

・「マルハナバチ」は英語でbumblebeeです。Bumbleはちょっと間抜け(?)なイメージで、

 「よたよた」「ふらふら」「もたもた」みたいな感じで情けなく移動する様子をさします。

 よく見ると胸部どころか全身がモフモフしていて、結構かわいいです。

・「クマバチ」もしくは「クマンバチ」はcarpenter bee. オスには針がないです。

 Bumblebeeに似ていますが、carpenter beeは腹部に毛がないです。


Waspは見た目が怖かったり、喧嘩を売りに来たりも…(Hornetは、waspの大きくて危険版)

 

見分け方:

・シルエットが少し尖っている

・ツルツルしている

・足が長くて黄色・オレンジ色の種類もいる

・緑や青の光沢があり、胸部と腹部との間に大きなギャップがある種類もいる

 

Wasp(およびhornet)の例

・日本で言う「アシナガバチ」は、paperwasp. 直訳すると『紙バチ』。

 天気の良い暖かい日に色々な木材(柵など)に止まっては、木の表面を削り取っています。

 基本的には巣の近くに行かなければ喧嘩を売ってきません。

・アメリカでのバーベキューなどで執拗に食べ物を狙ってくるのはyellow jacket!

 (これは全然わからないです、どうして黄色いジャケットがハチの名前なのか…)

 これを日本語に翻訳しようとすると「スズメバチ」と出てくることもあります(えぇ!?)が、

 正確にはVespinae「スズメバチ亜科」の総称です。アシナガバチ同様、スズメバチの遠い親戚

 にあたります。ちなみに食べ物にありつくと、味を占めて仲間を呼んできます。やめて。

・ちなみに日本で猛威を振るう「スズメバチ」は、Japanese giant hornet(日本の巨大なハチ)

 と言われています。わかりやすい名前ですね。

・ドロバチはpotter waspもしくはmason wasp(potterは陶工、masonは石工)と言われています。

 泥系waspは見た目は怖い(ちょっとエイリアンっぽい)けれど、基本はおとなしく、

 巣に危害を加えなければ何もしてきません。そういう面ではbeeに似ています。

 

私は虫が大の苦手ですが、beeとwasp(とhornet)の違いを教わって、見分けがつくようになってから人生が大分変わりました!Beeを見て怯えることはなくなりました。(Waspはまだちょっと怖いです。)

 

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