シェフの住んでいるNOVA SCOTIA州はカナダ北大西洋に位置しています。
数百年前にイギリスとフランスが戦った州です。
戦いの理由はこの海で漁獲される”鱈”でした。
”塩鱈”は人の栄養源‼。
今でも残る”FISH CAKE”は塩鱈とポテトで作るイギリス料理ですね。
さて・・・
フランス軍は戦い敗れて・・・カナダ内陸へ。
今のケベック州はこの流れと聞いています。
ノーバスコシア州はイギリスの統治となりました。
NOVA SCOTIA・・・新しいスコットランド。
ノーバスコシア州、ニューファンドランド州は魚の宝庫。
日本向けに売られる冷凍ズワイ蟹はニューファンドランド州から・・・。
生きたロブスターはノーバスコシア州から・・・・日本へ。
でも、最近は・・・日本よりも中国がメインのお客様のようです。
日本の”買い付けパワー”は中国、アメリカに負けたのでしょうか。
為替のせいでしょうね‼。
カナダ大西洋は魚の宝庫なのに・・・
スーパーの魚価格が毎年値上がりしてます。
人々は・・・魚から肉へ‼。
北米人はチキンがお好きなようです。
次にビーフ・・ポーク・・ターキーになります。
アメリカ人の年間消費量は・・・1人、100キロを超えました。
単純計算で300グラムを日に食べていることになります。
アメリカ連邦政府の推薦量は150グラム。
さて・・・日本は❓
ビーフ・2400g
豚肉・7700g
チキン・6300g
まだまだアメリカには及びませんが・・・
毎年増加しています・・・魚から肉に移行しているようです。
和牛のお話です。
WAGYUと北米ではよびます。
今、WAGYUは世界中で飼育されています。
が・・・日本の和牛とは異なります。
シェフは霜降り肉は好きでありません。
多少の霜降りなら・・・OKですが。
しゃぶしゃぶ・・・霜降り肉から脂を落として食べますね。
ポン酢で食べる方も多いそうです。
すき焼き・・・肉の食べ方を知らない時代に生まれた料理です。
明治時代には霜降り肉ありませんでした。
霜降りの度合いにもよりますが・・・ステーキで200gがよいでしょう。
アメリカンビーフなら・・・
リブロースでもサーロインでも・・・500gは食べれます。
昔の事ですが・・・
息子さんが大学を受かったのでお祝いにとステーキを食べに来ました。
日本での事です。
この若者は700gのサーロインステーキを簡単に完食。
柔道世界一位の遠藤さんは1キロのステーキを食べていました。
肉食文化が日本に定着するのは1970年代後半です。
一時期ですが”いきなりステーキ”でステーキブームがありましたね。
シェフも一度行きましたが・・・二度目はありませんでした。
今日は・・・シェフ風タリアータです。
赤身のサーロインを使用しました。
”タリアータ”はイタリア料理ですが同じ料理は世界中にあります。
シェフのタリアータは生肉とレア・ステーキの中間ですね。
ローストビーフなら・・・ファーストフード店”サブウエイ”のメニューに有ると思います。
バケットに色々なサラダ野菜とチーズを・・・そして、ローストビーフ‼。
ソースは・・・マヨネーズ、マスタードでOKですね。
ポイントはスライスしたオニオンを多めに入れる事です。
一度お試しください。
シェフ・スズキのお料理相談室では色々な料理相談を受けています。
料理以外でも・・・カナダの事などもお話しています。
何時でも遊びに来てください。
シェフ・スズキ