伏線:小説や戯曲などで、のちの展開に備えて
それに関連した事柄を前のほうでほのめかしておくこと。
現代のアニメは、
「主人公のこのセリフって伏線だったのか!」
と思う展開が多い。
最初は気付かないけど見続けているとわかることがある。
私が見たり読んだりした作品の中だと
アニメでは『STEINS;GATE』、
マンガでは『RAVE』、
特撮なら『仮面ライダーアギト』、
などが伏線回収の印象が深い。
※どれも日本の作品
その中でも最も芸術的な伏線回収は、
『火の鳥(太陽編)』だろう。
火の鳥はマンガで全部読むのは時間が掛かるが、
時間に余裕がある人は是非一度読んで欲しい。
伏線という言葉が流行っていない1986年に、
ここまでのストーリーを考えた手塚治虫は偉大だと思う。
最初はストーリーが目まぐるしく入れ替わるので、
はてなマークが頭の上に浮かんだ。
読み進めていくと話の進め方の謎が最後の最後にわかるのだ。
最初まで読み終わったときに鳥肌が立った。
最近は戦闘シーンの作画を気にするアニメファンが多いが、
話の複雑さや内容でもっと評価されても良い作品がある気がする。