皆さん、こんにちは こんばんは。
カフェトーク·イタリア語講師の nyxです。
今日はイタリアの音楽 について書きたいと思います。
皆さんも知っているように
12月6日に “Il canto lirico italiano”
イル·カント·リーリコ·イタリアーノ が ユネスコの無形文化遺産
として認められ、登録されました。
- applausi -
ということで
以下は、Rai のニュースの拙訳です。
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ユネスコが カント·リリコ·イタリアーノ(イタリア·オペラ歌唱)を
無形文化遺産として宣言
- 提出された立候補の中から 委員会の役員である国々による会合での全員一致により
決定がなされた。
ユネスコ無形文化遺産の委員会は、カント·リリコ·イタリアーノ の実践を
人類の無形文化遺産の項目として公表した。
宣言はボツワナの国家間の役員の委員会の場で、全員一致によって採択された。
今日起こった目標の達成は、
音楽 - より特定してオペラ(歌劇) - イタリア共和国の文化的卓越·財産である - の価値の保護·普及にはじまり、
業界をまとめ、広範囲における仕事上の問題と向き合う目的でもって、
ソロ·オペラ歌手たちが カントーリ·プロフェッショニスティ·デ·イタリアと
名付けられた団体を発足した2011年を興りとした
長く困難な道のりの結果である。
アッソリリカの代表でバリトン歌手のロベルト·アッボンダンツァは言う、
“2014年に提出され、- オペラ·リリカ·イタリアーナ - 起源からヨーロッパにおける経緯まで - と題された
1回目の書類が却下された後、
立候補は、オペラ芸術家·イタリアの劇場の労働者·学生や国立音楽院の教授、そして特に
オペラ·レパートリーの愛好家の間に、多大な反響を見た。
私たちは提案者の集団の輪を、オペラ公演·また一般的にイタリアで音楽を企画する
公的·組織的な主体にも広げる必要を理解した。
アッソリリカは署名を募り、公的機関も組織に参加できるように、
またこの素晴らしい承認をともに達成できるように働きかけた。”
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いかがでしょうか。
すでに 日本のメディアも、とり上げていますが
イタリア語の記事をそのまま 直訳に近いかたちで紹介しているので、
おもしろいと思ってもらえたら、と思っています。
2日ほど自分の中で 寝かせてみて、意見を考えてみた上で
個人的には
初稿にある オペラ·リリカ と カント·リリコ
だと
2つの違う技術を指す( - オペラだと、歌だけでなく さらに舞台にかかわる
全ての技術を含むからです)
と思っていたのですが
スカラ座の総裁、アート·ディレクターであるドミニク·マイヤー氏
の会見をはじめ
イタリア人の反応をみていると、
わりと
なんだかどっちも混じっている、 という感じにみえます。
些細な違い でしょうか。
オペラが文化として続いていけば、それでいいか、とは思います。
明日から、わたしも オペラの小さい役で演奏の仕事をもらい
ミラノを一週間、離れることになっています。
この出来事を 機会に、
皆さんもイタリア·オペラを1曲 聴いてみてください。
イタリア語の勉強にもなります!
次回のコラムもお楽しみに:-)