こうして私は公務員試験第一線を退いた。
ハローワークやジョブカフェに行くもののピンと来ない。
私は何ができるのか、何がやりたいのか。
考えれば考えるほど訳がわからなくなる。
10月。同級生から会社でアルバイトをしないかと誘われた。
ハローワークやジョブカフェに行くもののピンと来ない。
私は何ができるのか、何がやりたいのか。
考えれば考えるほど訳がわからなくなる。
10月。同級生から会社でアルバイトをしないかと誘われた。
特にやることがないので行ってみることにした。
近所の水産加工会社のライン作業。
ベルトコンベアで流れてくる重い荷物を運ぶ作業だった。
4時間働いて全身が筋肉痛。
特に腰と肩が激痛だった。
鍛えてない私には肉体労働は無理で1日で降参した。
12月。仙台の合同企業説明会に参加した。
規模の大きさに驚いた。
ただ、『既卒』と『卒論なし』ではどの企業も良い顔をしなかった。
研究職は新卒で卒論を提出していないと厳しいらしい。
雲行きが怪しくなってくる。
翌年1月。
地元の水産加工会社の個別説明会に参加した。
アルバイトをした会社とはまた別の会社。
研究開発系を志望した。
採用担当者の人柄が良くて気に入った。
採用担当者も企業の顔だから人選は大事なのだろう。
ということをぼんやり考えた。
1月下旬。
ネットの情報を見て新幹線で就職ガイダンスに行ったが、
新卒専門のガイダンスのようで会場に入れなかった。
門前払いである。
仕方なくUターンして自宅に帰った。
それはそれは相当なショックだった。
2月。
1月の水産加工会社の逆質問会に参加した。
採用担当者と1対1で話す機会があった。
質問事項をノートにまとめて緊張しながら会場に行った。
採用担当者は質問に答えた後で私にアドバイスをした。