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Cafetalk Tutor's Column

Tutor kiwi 's Column

日本語の難関「に」格.....梅干しを食べながら。

Montag, 14. August 2023, 10:33

夏のベストフード、梅干しを食べながら、涼しい部屋で、こんなこと考えました。
「なぜ、初級者に「に格」は難しいの?」

初級の動詞を初めて教える時に、殆どが、動作動詞「を格」で間に合います。
「ご飯を食べる」「ビールを飲む」「音楽をきく」「本を読む」「日本語を話す」「レポ-トを書く」etc.
が、突然登場する「友達に会う」「に?????」そう言えば、「学校に行く」「家にかえる」という言葉もあったっけ。「を」なの?「に」なの?なにが違う?...って、悩んじゃう人いませんか?

教えるほうも、実は、悩んじゃうんです。こんな例はいかが?
  例文:1)軍は、敵地に侵攻した。
     2)軍は、敵地を攻略した。
例文がちょっと難しいですが、この例文が表している状況は「ほぼ、おなじ」
でも、「を「と「に」を代えると間違いになります。

そうなんです。「に格」は難しいんです。
「に格」はそもそも、古語で「を格」や「で格」がなかったときにオールマイテイ-で使われてきたと考えられています。歴史上「漢文」が登場したときに、分かりやすい表現として、「を格」などが、つかわれたようです。

結論:「に格」が示すのは、「方向/方角」 それは、英語でいうdirectionではなく、「指し示すところ」
すなわち、~にあげる。~にもらう、などを含めた漠然とした「方向/方角」なのであります。
 分かりやすい、例文をあげます。   「 月は東に(出)、日は西に(沈む)」

こんな解釈は、いかがでしょうか?
口の中の「梅干し」が無くなりました。ベストドリンク「お水」を飲みます。

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