今回は短めで(前回長すぎたのかあまり読んでいただけなかったようなので・・・涙)!
日本語で「バッチリ(この単語が死語かどうかは別にして)」とか「良い具合」という時に
OKです!
と言いますが、実は英語ではこの単語、そういった意味では使われないのです。肯定的な意味で使われることがあるのでニュアンスが重なる部分もあるのですが、日本語でOKと言う感覚で使うことはありません。
何故こんなことを書こうと思ったか。僕はレッスン開始時間のちょうど60秒前にSkype上で生徒さんに
「準備はいかがでしょうか。」と日本語で、もしくは Are you ready for the lesson? と英語で確認するようにしています。その際に生徒さんがされる返事で圧倒的に多いのがOK!なんですね。
複数回レッスンを一緒にされた方なら「そろそろ言っても良いかな・・・」と頃合いを見てOKの英語における意味をお伝えしているのですが、生徒さんによっては一期一会の出会いもあるわけでしてそういった方たち、そしてこのブログを読んでいらっしゃる方にもお役に立てればと思い筆を執った次第です。
では英語ではどういったニュアンスで使われるのか?まず圧倒的に多いのが・・・
「わかりました、了解です」
という意味です。つまりI see. / I got it. / Sure.などと似た意味ですね。
そして意外や意外、実はOKって「まぁまぁ・可もなく不可もなし」という意味があるのです。例えばHow are you?ときかれたときにI am ok.と答えると「(体調が)まぁまぁです」という意味になります。
他にも何かの感想を尋ねられた時にIt was ok.と答えると「とりたてて良くもなかったし(美味しくなかったし)、かといってつまらなくも(不味くも)なかった」という意味になるわけです。
ですので皆さん、今度のレッスンで講師がAre you ready?ときいてきた場合、以下の答え方で元気よく返事できると良いでしょう。
- Yes! / Yes, I am!
- Ready!
- I am good to go!
- かなりやる気であればBring it on!とかも良いでしょう。
(ちなみに・・・)
このOK、という単語、その由来には諸説あるそうで一つ目が1830年代All correctのスペルをあえて冗談ぽく変えたOrl korrektの頭文字をとったとする説、更には1840年のアメリカ大統領選で民主党から候補として出馬したMartin Van Burenの出身地がOld Kinderhookであったため、彼の支持者は自らをOK Clubに属しているとした、そしてそのOKがその後も使われ続けた、という説などがあるそうです。Van Burenはアメリカ合衆国第8代大統領ですね。