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「暑い暑い」とぼやいているうちに、前回のコラムからすでに１か月以上が経過していました。
日本から遠く離れたイスタンブールですが、気温は１年を通して日本と良く似ています。ここしばらく連日34～36℃の日々が続いています。先日は最高気温が38℃になりました。我が家はエアコンがないので、いえ、あるにはあるのですが、デュブレックス（メゾネットタイプと言うのかな？）の２階「夫さんのシマ、約８畳」にしかありません。
母子３人が主に過ごす１階部分にはエアコンがなく、外が38℃の時には、ご覧の通り（↑）室温34℃！まだ湿度が低いので耐えられるけど、それでも暑い！！水道の蛇口からはぬるま湯が出てきて笑えます。
「１階にもエアコン欲しいなぁ」とは思うのですが、１階にはテラスがないので室外機を設置するには、ご近所さんの様にするしかない（↓）
でも、これって・・どうやるの？足場を組んでの大工事？
でも、これって・・どうやるの？足場を組んでの大工事？
トルコの建物はボロいから、壁に穴を開けて重いものを置いたら、壁が崩れそうで怖いよ？トルコの建物、本当にもろいよ？今年２月のトルコ・シリア大地震も、パンケーキ・クラッシュも「そりゃ、そ～なるよね」と納得のもろさだよ？何もなくても、すでに壁にあちこちヒビが入っているんだよ？（↓）
ちなみに２階では室外機をテラスに設置しています。
数年前までのイスタンブールはここまで暑くなかったのです。湿気ももっと少なくて、日本から来た私にはまさにパラダイス♪ しかし、山から都会に出てきた夫さんには耐えがたい暑さだったらしく、夫さんのテリトリーにだけエアコンを設置したのです。
夫さんがエアコンを使っている時は、テラスは灼熱地獄と化します。普段は私のお気に入りのテラスが、この時ばかりは植物の水やりや洗濯物を干しにテラスに出るのもげんなりします。まあ…せっかくなので、そのタイミングで手作り納豆を大量に作りますがね。保温の手間がなくて簡単ですし？食べたければ自分で作るしかないですし？…日本は遠いなあ。
閑話休題。
ならば最近話題の「工事不要のエアコン」を買う？でも排熱チューブはどうしよう。窓を開けてチューブを外に出す？そんなことしたら、窓から熱風が入って来るから、意味なし。電気の無駄遣い。
ならば「冷風扇」を買う？む～中途半端に「エネルギー保存則」とか「エントロピー」とか「永久機関」とかの知識があると、エアコンの仕組み↓は納得できても
冷風扇の仕組み↓は今いち納得できない私です。
「電気エネルギーを使うのに、熱気を外に排気しないで室温だけ下げるって・・・本当に可能なの？冷たい風を吹き出す裏側で、同じ室内に熱風を吐き出すんじゃないの？」
という疑惑が晴れないのです。
と言うわけで…同じ「気化熱」を利用するなら、電気を使わずに人力じゃ～！と、テラスには朝夕水まき、窓辺に濡れタオルを置き、床やカーテン・自分の手足には日に何度も水をスプレーして、夜は定番の氷枕！
…湿度の低いイスタンブールだから使える手段ですかね？日本でやったら、もっとジメジメ耐えがたいですかね？
そして…これだけ頑張ってみても、体温より高い外気温の中では焼け石に水です。やっぱり暑い！
年々酷くなってくる夏の暑さ。命の危険にかかわる暑さになる前に、何か対策を考えておきたいです。…ダメもとで冷風扇を試してみようかな～？それで、もしも室温がちゃんと下がるんだったら、冷風扇の仕組みと物理法則の関係をもっときちんと調べて考えてみよう！！！
ん？いや、２階にはエアコンがあるんだから、あまりに暑い日には夫さんの縄張りに入り込んで過ごせば良いだけじゃね？家族４人と猫１匹で夜は８畳間に雑魚寝？・・・それはそれで非常に暑苦しそうだな。
夏の悩みはまだまだ解決できそうにありません。
