自分を色に例えると「オレンジ」かも知れません。暖色系で希望に満ちている色。明るい雰囲気を油絵で表現するとき、まずはキャンバス全体にオレンジを塗って下地を作り、その上に作品を描いていくのですが、たとえその上に暗い色を塗り重ねても、下から漏れる光が温かみを醸し出します。
私の心は決して頑丈ではなく、対人ストレスや失敗と挫折で、暗く落ち込むことも日常茶飯事。心療内科のお世話になることさえあります。しかし、しばらくすると、なぜかうちから湧き上がるのはポジティブな力。現実はどうあれ、何事もいいふうに考えてやり過ごしている自分がいます。おそらく、私の奥底にオレンジ色の何かしらがあるのでしょう。