日本人にとって さくら は特別な花と言ってもいいのではないでしょうか?
長唄『京鹿子娘道成寺』 では幕が上がると、舞台一面満開の さくら。
長唄連中の裃も桜の模様で。
そこへ白拍子『花子』 登場で舞台は一段と華やかになります。
舞台の桜は『染井吉野』という一重の桜で、はらはらと散る様も風情があって愛されていますね。
私の故郷北海道松前町はさくらの名所です。
特に桜の種類が多いので有名です。
『南殿(なでん)』 という八重のさくらが多く、満開時期の眺めは圧巻です。
そのこともあって、故郷からはなれ数十年たった今も、染井吉野の時期が過ぎ、八重咲きの時期になってもまだうきうきとさくらを楽しんでいます。
東京にも珍しい緑色のさくらがありますよ。
東京ではいま八重のさくらが満開ですが、北海道はこれから一重のさくら。
そして、4月末から5月に八重の桜の季節となります。
さくらの種類なんてそんなにあるの?と思っている方、こちらを参考にご覧下さい。