下り坂の走り方
私は高校入学祝いで買ってもらったMTBでオフロードを走るのが大好きだ。
今でもオンシーズンはオフロードを走りに出掛けることがある。
サイコン(スピードメーター)で速度を確認しながら走ると楽しい。
中学生の頃にスピードの出し過ぎで怪我をしたものの、
やはり自転車が好きで三ヶ月後くらいには普通に乗り回していた。
高校の入学祝いでずっと欲しかったMTBを買ってもらったが、
中学生の頃に1回怪我をしていたので自転車通学は許可されなかった。
その反動なのか、大学生1年の頃は自転車競技のサークルに入りレースにも出た。
社会人になってからも同僚と二人でレースに出た。
さて、みなさんは下り坂の走り方を知っているだろうか?
①サドルからお尻を浮かせて若干後ろに構える。
②膝のクッションを使って段差からのショックを吸収する。
③直ぐ停車できるようにブレーキレバーに指を置く。
………
というように挙げていくと実はキリがない。
その中で私が思う一番重要なのは、
「自分が制御できる速度以上出さない」
ということだ。
転んで怪我をしてレースに出られなくなったら、
いくら早く走れたって意味がない。
これは確か高校時代に読んだMTBのメンテナンスブックに書いてあった。
思い返すと中学生の頃の事故は明らかに自分の制御可能速度を越えていた。
当時は変速ギアもないママチャリでヘルメットもしていなかった。
そんな装備だったので怪我で済んで良かった。
よく生きていたと思う。
今考えると恐ろしいし、二度とやろうと思わない。
オフロードもロードも下り坂は全神経を集中させる。
特に腕と指先。
ハンドル操作とブレーキ操作が少しでもミスると大怪我につながる。
同じスピードでもオフロードの方が慎重になる。
それだけシビアな世界なのだ。
早く下ることができるとレースでも有利だが、
制御できない速度を越えて走るのは得策ではない。
出して良いのは自分が制御できる範囲まで。
それはどの世界でもそうではないだろうか?
ブログ炎上、SNS炎上がある度に思う。
やって良いのは自分で責任が取れる範囲まで。
炎上して謝罪・賠償するなら最初からやらなきゃ良いじゃないか。
もし炎上したら自分で最後まで責任を取るべきだ。
子どもだから?後先考えてなかった?
甘い。巫山戯るな。世間はそんな言い訳を許してくれないよ。