※「京都徒然(つれづれ)」は、わたしが京都にいるときに見たこと、感じたことをお伝えするコラムです。( 徒然(つれづれ)…何もすることがなくぼんやりしていること)
私は、1年の3分の1は京都でくらしています。
昨日1ヶ月ぶりに京都に来ました。
京都は先週、雪が降りました。
今日になっても大文字山(だいもんじやま)には雪がのこっていました。
京都は東と北と西を山に囲(かこ)まれています。
京都を囲(かこ)む山の中で一番有名(ゆうめい)な山は
世界遺産(せかいいさん)である延暦寺(えんりゃくじ)がある
比叡山(ひえいざん)だと思いますが、
街の人に一番親(した)しまれている山は
大文字山(だいもんじやま)ではないでしょうか。
大文字山(だいもんじやま)は、銀閣寺(ぎんかくじ)の横から40分くらいで、
「大の字」までいくことができます。
「大の字」からは、京都の街(まち)はもちろん、
晴れた日は大阪の方までみわたすことができます。
私はいつも南禅寺(なんぜんじ)からのぼって、東山の尾根道(おねみち)※を歩き、
大文字山(だいもんじやま)の山頂(さんちょう)から「大の字」までおりて
ビールとおにぎりでランチ(笑)、
「大の字」の下から銀閣寺(ぎんかくじ)までおります。
東山の尾根道(おねみち)は、静かなハイキングコース、
ときに鹿(しか)を見かけることもあります。
京都にきたとき、お寺もすてきですが、
大文字山(だいもんじやま)に登って京都の街(まち)をながめるのもおすすめです。
※尾根道…山の一番高いところがつながっている道
また、
大文字山は毎年8月16日の送り火(おくりび)で有名(ゆうめい)です。
送り火(おくりび)は、お盆(ぼん)※で死者の国からかえってきた親しい人を
また死者の国にお送りするための火ですが、
京都では、この大文字山(だいもんじやま)をはじめとして
京都をかこむ山々で送り火(おくりび)をたきます。
夜の山々にうかぶ送り火(おくりび)はとても幻想的(げんそうてき)※な景色です。
8月に京都にいらっしゃるなら、ぜひ8月16日に送り火(おくりび)を見てください。
※お盆…死んだ人が死者の国からかえってくる期間(きかん)
7月から8月 地域によってちがう
※幻想的(げんそうてき)…本当でない 夢(ゆめ)のような
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KOBA
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