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Cafetalk Tutor's Column

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今月読んだ韓国小説

Weekly Topic: Looking back to 2022, what goals did you achieve this year? Also, what is the best memory you have for year 2022?

Dienstag, 27. Dezember 2022, 00:25

今年の途中から「今年はなるべく韓国映画と韓国小説を見よう&読もう」と密かに目標を立てた結果

1月1日から今日まででだいたい38本映画を見て、そのうち22本が韓国映画
1月1日から今日まででだいたい96冊本を読んで、そのうち33冊が韓国の本(小説だけでなくジャンル色々)

本はもっと読んでる気がしたんですが、意外と少なかった。
そして韓国以外の国の本そんなに読んだっけ?という印象。
一体何を読んだんでしょう...(これから過去の講師コラムを読み返して探ります)

<今月読んだ韓国小説>

『鳥は飛ぶのが楽しいか』
労働小説というジャンル。
いろんな立場の労働者が出てくる短編集。
韓国社会のヘル朝鮮っぷりがリアルに描かれていてとてもいいんだけど、
日本語訳が????????????でそれはそれでヘル(地獄)。

『ショウコの微笑』
外国から来たり、外国に行ったりした女性と韓国に残された(?)女性の不思議な関係の話が続く短編集。
昔読んだ時は「え、つまんな...」と思って本をそっ閉じした記憶がありますが、
読み返してみたら表題作の「ショウコの微笑」とサンクトペテルブルクに行く話は結構面白かった。
あとは微妙。途中からお腹いっぱいになる。しつこい。

『世界の果て、彼女』
キム・ヨンスの短編集。私の中で今キム・ヨンスがアツいです。
すっごく韓国人が好きそうな感じのテイスト。漂う村上春樹臭。
全体的に詩的だな〜と思いながら読んでいたら、本当に詩人が出てくる話が載ってて笑う。
私は村上春樹が好きなのでキム・ヨンスも好きですが、村上春樹嫌いな人はキム・ヨンス無理かも。

『夏のヴィラ』
短編集。外国、うまくいってない夫婦関係、留学、大学院、その他。韓国っぽい。
サラサラ読める。何が良いか言語化できないけど、良かった。江國香織風味。
最初に収録されてる話が一番良かった。
「ひそやかな事件」という再開発やタルトンネが出てくる話は、「静かな事件」というタイトルで単独で本が出てます。
今回また読んだら最初に読んだ時より暗い印象を受けた。

『外は夏』
ひたすら暗い。暗いとは聞いていたけど、ガチで暗すぎて電車の中で読んでいて息が止まりそうになった。
とにかく報われないし失うだけの話しか載ってないけど、私は結構好きでした。
クリスマスのノリャンジンの話が特に好き。
(This is セウォル号以後文学. あとは分かるな?)
 
明るい気持ちで年末年始を過ごしたい方には韓国小説は全くお勧めできません。
年末年始に気持ちをどん底まで沈めたい人には強力推薦。
よいお年を!

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