みなさん、こんにちは。イタリア語・日本語講師のNoritaliaです。
さてさて、今日はこんな私の思い出話から。
一番最初にフィレンツェに語学留学したのは26歳の時。
日本では大学・大学院でイタリア語を学び、イタリア文化会館の常連でもあった私が、イタリアの地に降りた途端、急激なイタリア語のシャワーで面食らったことをはっきり覚えています。
日本人が語学留学する地として選ばれることの多いフィレンツェ。私も例外に漏れずフィレンツェを選んだわけですが、通った学校には日本人の生徒も多くて心強かったです(^_^)
その中の一人に、現地の恋人ができた子がいて、その子は彼の言うこと全てにこう返事していました。
Meno male!(悪くないね!)
彼女はとてもイタリア生活に慣れている感じで、クラスが同じになった時もあったのですが、積極的に発言し、作文も披露していました。
先生に文法を直されてはいましたが、彼女なりの道筋を見つけてイタリア語能力を伸ばしている感じ。
彼氏にいつもMeno male!とリアクションしていましたが、その後彼らがどうなったか・・・は知りません(^_^;)
さて。ここまで読んで気づきますか?
彼女はインプットよりもアウトプットが強いタイプと言うこと。
これはこれで良いことだと思います。以前コラムで書いたように、語学は山登りのようなものだと思いますし、どの道で頂上に向かおうとも、頂上に向かう道を誤りさえしなければいいわけです。
時間がたっぷりある人は、緩やかな道を楽しみながら進めばいいし、時間のない人は、少しハードな道を進む事だってあるかもしれません。
私は学校でガチガチに勉強したタイプだったので、アウトプットよりもインプットが強く、話す前に「文法的にこれはどうか」などと考えてしまうタイプだったので、この「とりあえず表現する」と言う部分は見習うべきだなぁと思ったのでした。
彼女のような例もありますが、一般的に日本人はインプットを真面目に頑張る傾向がありますので、私の意見としてはアウトプットに比重を多めに取ってちょうど良いくらいかなと思います(^_^)
Meno male!を使ってみましょう
とっさの一言は、それほど文法を気にする事なく使えます。最初に出たMeno male!もその一つですね。
Menoは「より少ない」、maleは「悪い」。「悪くないね!」とか「あーよかった!」と言う意味になります。
・電車に乗り遅れそうになったけど乗れた!(心の中でMeno male!)
・閉まってると思ってた店が今日は開いていた!(心の中でMeno male!)
・週末のお出かけ。天気予報は雨だったけど、晴れてる!(心の中でMeno male!)
こんな風に、心の中で、あるいは声に出してMeno male!と言ってみるのも良いでしょう(^_^)
日本語で話す時と同じように、イタリア語も「要点のみを話す」のではなく、間に「相槌」が挟まっているのが当たり前と言えば当たり前。これらの「とっさの一言・相槌」は文法は抜きにして覚えて積極的に使うようにすると良いでしょう。
Meno male!をいろんなシチュエーションで使えたら、次は
「Grazie!(ありがとう)」と言われたら「Prego!(どういたしまして)」
「Auguri!(おめでとう)」と言われたら「Grazie!(ありがとう!)」
以外の返事を探して、返事のバリエーションを増やしておくのも良いかなと思いますよ♪
こんなとっさの一言をイタリア語で言えるようになったらちょっと嬉しいですよね。
とっさの一言は、インプット10%、アウトプット90%くらいの割合でどんどん使っていきたいところです(^_^)
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ここまでお読みくださりありがとうございました (^_^)
NORIITALIA