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Cafetalk Tutor's Column

yuki.saito 講師のコラム

魅惑のBossa Nova Style

2022年4月21日

今回はYouTubeで公開している企画
『オシャレレ』
のBossa Nova Styleのフレーズの解説です。

今回のフレーズは
Key Em
CM7ーCM7ーB7sus4ーB7

①冒頭がⅥM7で始まり、Emのトニックでスタートするよりも少し浮遊感を感じる響きになっています。
試しに
1弦 2F
2弦 3F
3弦 4F
のEmに置き換えてみると違いが楽しめます。
ⅥM7の独特なヌケ感はクセになる方もいるのではないでしょうか? 
※良し悪しではなく響きの好みや全体のバランスが大切です。

②2小節目で弾いている単音の旋律はEハーモニックマイナーの下降のフレーズです。
曲調やコード進行を意識すると、ここはナチュラルマイナーよりもハーモニックマイナーの♯したセブンスの音が映えるので、個人的には心地良い響きで好きです。
※こういった箇所も、理論上の合う合わないを先行するより、実際にナチュラルマイナーやメロディックマイナーを弾いて響きを確かめておくと、より自身の描きたい音楽が明確になるように感じます。 
※今回のケースでメロディックマイナーは理論上はあまりハマらないです。

③3小節目ではB7sus4というコードを弾いています。
ここは次のB7(Ⅴ7)へのフックが効いている演出ですね。
④4小節目でマイナーキーのドミナント7であるB7がきて次の進行へ…という感じですね。
このドミナント7のところも特有の歌い回しがし易い箇所ですので、こういったところに単音のフレーズを弾くのもよいかと思います。

単に弾くだけでも楽しいですし、より深く理解したい…など興味のある方は、こういった音楽的な考察をしてみるのも面白いかと思います。

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