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Cafetalk Tutor's Column

nozzy 講師のコラム

ネイティブみたいに発音するユニークな練習方法

2022年3月1日

こんにちは、英会話講師のNozyyです。

今回はネイティブみたいに発音するためのユニークな練習方法を伝授いたします!

私自身英語は全く得意ではなかったのですが、発音に関してはそこまで苦手意識がありませんでした。
というのも、中学生の時から日常的に練習していたからです。

発音をよくする練習をしようという意識ではなく、単純に趣味のひとつとして楽しんでいたので、これが結果的に発音をよくすることに繋がるとは思ってもいませんでした。

では、そのユニークな練習方法についてお話ししたいと思います。


それは、海外のセレブを気取ってひたすらに音読をすることです。


どういうことかというと、
私の場合は洋画を見ることが大好きだったので基本海外の女優の物まねだったのですが、洋画を見た後は必ずと言っていいほど毎回、手元にある英語の教科書で主人公の女優になった気分で音読したんです。

教科書の内容は何の変哲もない内容で、特に驚くようなことでも喜ぶようなことでもないのですが、洋画の主人公はいつもリアクションが大きかったのでそのまんま驚いたり喜んだりしてみせながら、感情を思いっきり入れて何ページも読んでいました。内容は気にしていないため、理解は全くしていませんでしたが、大げさに抑揚をつけてみたり、時には速く、時には遅く、一文の中でもスピードを変えながら読んでいました。キャメロン・ディアスやアン・ハサウェイになったかのように。


高校生になると、次第に自分の読んでいる声が聞いてみたいと思い、当時発売して間もないiphoneを手に、録音機能を使って録音してみました。読んでいるときは女優になった気でいても、実際流してみると自分の声。

thやrの音がきれいでないことやはっきりと発音しているつもりでも聞こえてこない子音の音など、発音のプロでなくても気づく自分の弱みや苦手がありました。そこを自分なりに矯正していったんです。


フォニックスと呼ばれる発音の練習や、単語単語の音の発音も大切ですが、私は文章それぞれの持つ抑揚、つまりイントネーション、そして速度差と強弱つまりアクセントに注目したんです。

それが結果的に自分の発音を爆上げすることに繋がりました。


日本語には速度と音の強弱はありません。日本語は英語と違ってどの文字も同じ速度で強弱をつけずに発音します。あるのは音の高低差のみ。つまりイントネーションの違いだけで雨なのか、飴なのかを使い分けるんです。

逆に英語はイントネーションだけでなく速度も変われば強弱もつきます。アルファベット一個一個をきれいに発音できても、この三つをうまく使いこなせなければ、ネイティブには理解してもらえません。ましてや文章となると、単語によっては発音しないアルファベットがあったり、速すぎたり弱すぎてほとんど聞き取れない単語もあります。


例えばホットドッグを英語で発音するとしましょう。最初のホを強く、カタカナでホッドッと言えばよりネイティブのhotdogに近づくでしょう。本来はもちろんtとgの音も発音しますが、日本語的な淡々とした英語よりも、強弱やスピードをつけることでよりリアルな英語に近づけるんです。


発音をネイティブらしくする仕組みが分かったうえで、何をどう練習すればいいのか。


①まずは手元にある英語の教科書や洋書を用意、なければ好きなことを英語でググってみましょう。
例えば"Popular foods in Japan"と検索すれば、人気の日本食ランキングなどのネット記事が出てきます。

②スマホで録音をはじめ、内容は無視していいので、とにかく目の前にある英文を声に出して読んでみましょう。

③できるだけ感情をこめて、抑揚、強弱、速度差をつけて読んでみましょう。
※単語単語途切れないように読み、接続詞と関係代名詞、of以外の前置詞の前でいったん一息つくと良いです。
例)I was walking to go to high school / with my friends / and I found / that my dog was running / in front of my school. 

④読み終わったら録音したものを聞いてみましょう。

⑤気になった箇所があれば訂正をしながら、たくさんたくさん読んでいきましょう。映画のスターになったかのように!そしてどんどんどんどん読むスピードをあげていきましょう!
スピードが速くなればなるほど、日本人が苦手とする言葉の繋がり(リンキング)が自分でもできるようになり、自分でも発音できるようになれば聞き取ることもできるようになってきます!

※リンキング=アルファベットが繋がることである音が消えたり発音しないこと
例)make an appointment→mak-an appointment(メイクァンアポインメント)eが消える
ladies and gentleman→ ladies an gentleman(レイディズエンジェントルマン)dが消える


面白いと思った方はぜひ、試してみてくださいね!


学習の方法についての悩みがある方は英語学習相談カウンセリングのレッスンを用意していますので、ぜひ一度受けてみてください!効果的な学習方法はひとりひとり異なります。これをやればいい!という正解はありませんので、一緒にあなたの正解を見つけ出しましょう!

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは、Have a nice day!

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