みなさん、イタリア語・日本語講師のNoritaliaです。
ながーくながーくコラムの更新をしておりませんでした。
イタリアでは新型コロナの嵐が吹き荒れ、私達も家族全員で陽性反応が出てしまいました。
幸い重症にはならず、カフェトークのレッスンは1日だけキャンセルさせていただき、
その後はオンラインレッスンも普通にこなし、自宅待機後は無事に中学校勤務にも復帰しました。
イタリアの状況はヨーロッパの他国に追従する形で、規制を徐々に緩めていくと昨日発表されました。
この週末はカーニバルですし、暗かったイタリア人の心も少しづつ晴れていくと思います。
さて!今日のお知らせです。
全国通訳案内士イタリア語筆記対策レッスンを作成いたしました。
この試験は毎年秋から冬にかけて行われる国家試験です。イタリア語検定は国家試験ではないので、その違いがありますね。
全国通訳案内士試験について(日本政府観光局サイトに飛びます)私も1度受けてイタリア語の筆記試験に合格した経験がありますが、その後の日本語の試験で見事に落ちました。
(歴史や地理の知識を深める必要があります・・・私に苦手な分野。)
さて。イタリア語検定と通訳案内士イタリア語筆記の違いは、
① イタリア語検定は一つ一つの文章が短い。通訳案内士は読解文の長さが半端ない。② イタリア語検定は作文課題が1つ。通訳案内士は、作文はないが伊訳・和訳がある。③ イタリア語検定にはリスニング問題がある。通訳案内士にはリスニング問題がない。④ イタリア語検定2次試験より通訳案内士の2次試験の方が厳しい!⑤ イタリア語検定の方が点数の付け方がクリア。通訳案内士は伊訳・和訳・要約の箇所が約60%を閉めるので、どのように点数がつけられるのかが良く分からない。
⑥ イタリア語検定は「イタリア語で考えてイタリア語で答える」事が可能。通訳案内士は翻訳セクションがあるので、イタリア語から日本語へ、日本語からイタリア語へ、と常に両方の言語を意識する必要がある。
⑦ 最後は合格基準。イタリア語検定1級は80%。通訳案内士は70%。
↑あくまでも原則。その年によって合格基準は曖昧になりますね・・・。
などなど思いつくことを書いてみました。
イタリア語検定1級に合格すると、通訳案内士の外国語筆記が免除になりますが、1級に合格するには2次試験の面接に合格しなければならないので、通訳案内士の筆記が免除になっても、その後に2次の面接がありますので、
面接に関しては二度手間になります。
自分が受けた経験から言うと、文法的にはイタリア語検定2級程度ですが、
全体的なレベルから言うと、イタリア語1級よりもはるかに難しいと思う部分もあります。
とにかく、文章を書かなければならない課題が多く(約60%)、
寺社仏閣・日本独自の文化・最近の話題や造語についてイタリア語で説明できるようにしておかなければなりません。
そう考えると、事前に準備しておけると言うメリットもありますが、範囲がとても広いので、そう言う面でイタリア語検定よりも難易度が高いと私は思っています。
イタリアから来られるお客様に、日本の色んなことを知ってもらうお手伝い。不思議な魅力を持つ日本に行きたいというイタリア人はとても多いと思います(一人私の教え子が、今年の夏から京都に留学します)。
新型コロナもエンデミックに向かう中、日本での観光業が再び活気を取り戻せるよう、私も微力ながらお手伝いしたいと思っています。
レッスン詳細はこちらからご覧ください。
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イタリア在住20年、実用イタリア語検定1級を取得し、日本人では数少ないイタリア政府認定の語学試験CILS最上級C2に一発合格した現役通訳・翻訳者が、自然なイタリア語表現、文法、発音についてご説明します。おすすめコラム
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NORIITALIA