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Cafetalk Tutor's Column

Noritalia 講師のコラム

【自己紹介コラム】イタリア語でお仕事するきっかけとなった出来事

2021年12月7日


★ 表紙の写真は、ウルビーノ大学薬草植物園での古代染色植物についての講義における通訳業務の写真です。


みなさん、こんにちは!イタリア語・日本語講師のNoritaliaです。


今日は、イタリア語の仕事をしたいと思うようになったきっかけについてお話ししますね。


当時は、5年間のイタリア留学を終えて一旦日本に引き上げ、公立中学校で担任を受け持ち、夜中の12時を過ぎてから家に帰る毎日。


イタリア語能力としては、CILSのC2に合格(リスニング・読解・語彙・作文・面接の全部門で1回目で一発合格!)し、 大阪の通訳養成講座に通っていたころでした。通訳にはなりたいなぁと思っていたけれど、その目標となる方が周りにはいなくて、イタリア語通訳養成講座の先生(もちろん通訳者)に、授業後にあれやこれやと聞いていたことを覚えています。


そんな中、 イタリア貿易振興会からお誘いがあってバリスタとして働くことになったのです。


急なお誘いで、本来は面接を受けて合格しないと通訳者として働くことができないので、今回はとりあえずバリスタで、と言うことでした。


当日は、久しぶりに見るイタリア人に大興奮!商談そっちのけでバールに入り浸るイタリア人の話し相手になって、雑談で盛り上がっていると、そのうちの一人が、


「なんで君、こんなところでバリスタやってるの。通訳しなさいよ」と言うのです。


私が、面接を受けていないので通訳はできないんですよ、と言うと、


「ちょっと待ってね」と言って、綺麗な日本人の女性の方を一人連れてきて、


「ここに面白い子がいるよ」と言ってくれたのです。


その方は、イタリア語通訳家・エッセイスト田丸公美子さんのお弟子さんでした。


素敵な名刺には、イタリア語通訳家と書かれていて、鼻血が出そうなほど大興奮。バリバリ通訳者として働かれている感じがムンムンしていました。なぜか私のことを気に入ってくださり、その後田丸さんとも直接お話ししました(*^_^*)



そして、こんな超有名な方に、「東京に出てきて、通訳の仕事をしなさい」と直接スカウトされて、これまた倒れるかと思うほど大興奮したのですが、イタリアに戻ることが決まっていたので、そのことをお伝えすると、「とても残念だけど、機会があればまたお願いしますね」と言ってくださいました。


もう15年前のことになるので、私のことなんか覚えていらっしゃらないと思うのですが、私の見た事のない世界がバーっと目の前に広がって、とても興奮してクラクラして、頭に血がのぼり、鼻から血が出た(←これは冗談)のを覚えています。






★ イタリアでは通訳業に加えて、コンサートやテレビ番組、ガイドブックの監修に携わったりと、イタリア語を通じて色んな経験をさせてもらいました。これも、真面目にイタリア語に取り組んだ(笑)おかげだと思っています。


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今、イタリア語で生活していますが、何年経っても、イタリア語の文字を見ると興奮するし、イタリア語を聞くとワクワクしてしまうのです。ワクワクできるのは、勉強して知識を広げているからこそ。勉強して上を目指せば、またそこに新しい世界が広がっている。その繰り返しですね。


イタリア語を勉強されている皆さんも、イタリア語が好きだから勉強されていると思います。楽しみながらも上を目指していく。そんなレッスンができたらいいなと思っています。

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イタリア在住20年、実用イタリア語検定1級を取得し、日本人では数少ないイタリア政府認定の語学試験CILS最上級C2に一発合格した現役通訳・翻訳者が、自然なイタリア語表現、文法、発音についてご説明します。


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