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#3 手の形について【私のピアノが上達したきっかけ ー ヨーロッパで学んだこと】

2021-12-13 | 2 Comments

みなさんこんにちは!村上ゆきです。

今日は手の形についてお話したいと思います。

みなさんは、ピアノを弾くときの手の形をどのように教わりましたか?

指を丸くして、猫みたいな手で、手の中に卵が入ってる様なイメージで、などなど。

ピアノの先生によって色々な教え方があると思います。

 

どの説明方法も正しいのですが、どれくらい指を曲げれば良いのか、どんな形が理想なのか
昔は「これだ」という確信がいまいち持てませんでした。

しかし色々なピアニストの手を観察したり、大学の教授から言われたことを噛み砕いて自分で考えた結果、
手の形について一番大切なことがわかりました。

それは、指の「第3関節」です。

「第三関節を起点に手を丸くする」と、無理なく弾きやすい手の形になることがわかりました。

 



写真のように、第三関節を起点とすると関節のコブが浮き出てきます。

 

下の写真のように、指の先を丸くしよう頑張りすぎて、第三関節が手の甲に埋まってしまっている場合は、手に余計な力が入ってしまっていることが多いです。

手を痛める原因にもなります。

 



第三関節を起点にすると、弱い4や5の指も力のコントロールがしやすくなり、よく響く音を出しやすくなります。

 

右手で1オクターブ離れた2音を弾く時、1の指で弾く低い音よりも、力の弱い5の指で弾く高音を響かす必要がある場合がほとんどですが、その場合もこの手の形を意識すると、楽に高音を鳴らすことができます。



 

私が手の形で最も参考にしているピアニストは、マルタ・アルゲリッチです。
80歳になった今も(2021年12月現在)、現役バリバリで活動している女性ピアニストです。

 

彼女の手を見てみると、第3関節を起点にして手をしならせ、大きなホール全体に響き渡る音を鳴らしています。

 

彼女のフォームには、手を痛めることなく、技術が衰えることなく、男性に比べて力の弱い女性でもずっと弾き続けられる手の形だという説得力がありますね。



 

 

速いパッセージが弾けるようになったり、綺麗に響く音を出すためには、手の形はもちろんですが、手首の柔らかさや腕の使い方など、体の全てが関わってきます。

 

現在の弾き方が正しいのかわからない、もっと早く弾けるようになりたいなど、

みなさんの問題点や目標をコメントなどで、ぜひ聞かせて下さい。

 

そして、もし私のレッスンに興味を持って頂いた方、通常価格よりお得に体験できる

体験レッスンもご用意していますので、ぜひ、お気軽にお問い合わせくださいね!


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