日本人の生徒さんに英語を教えてきて4年半、数え切れないほどの和製英語・カタカナ英語を聞いてきました。
カタカナ英語は主に発音の問題で、不自然に聞こえいても通じる可能性はあります。しかし、和製英語の場合、日本語を使っている外国人でなければ通じる可能性は低い。誤解されたり嫌な気分にさせてしまう可能性もあるので要注意です。
このような単語はたくさんありすぎて切りが無いので今回は食べ物に関する単語をいくつかご紹介します。
ホットケーキ / Pancake Hot cake はアメリカでは通じる可能性があり、間違いでは無いものの、Pancake が主流。Pan で作る cake だから pancake.
シュークリーム / Cream puffs or profiteroles
Shoe cream に聞こえてしまう和製英語、正しい英語は cream puff または profiteroles。ちなみに「シュークリーム」の語源はフランス語の chou à la crème (シュー・ア・ラ・クレム) なのだそうです。フランス語で chou はキャベツのことで、お菓子の形がキャベツに似ていたことから、このように名付けられたそうです。
フライドポテト / French fries or chips
アメリカでは French fries と呼び、イギリスとオーストラリアでは chips と呼びます。ちなみにポテトチップス(potato chips) はアメリカとオーストラリアでは通じますが、イギリスでは crisps を使います。そしてそう、オーストラリアでは両方とも chips って呼ぶ人が多いから混乱しやすい!時々分かりやすくするためにオーストラリアでは hot chips と言って区別したり、イギリスでは厚切りは Chips で細切りは fries に変えたり。分かりやすいのか分かりにくいのか。。。
ハッシュドポテト / Hash Browns
Hash(ed) brown potatoes から hash browns に省略せれた言葉。Hash はあまり使わないが「細かく切る」と言う意味。そして brown はこんがり揚げたときの色を指している。
パン / Bread
パンは英語ではありません。パンと似ている発音で同じものを指すのはポルトガル語の pão、スペイン語の pan、フランス語の pain、イタリア語の pane、ルーマニア語の pâine、など色々ありますが、英語では bread。Bread に似た単語を使うのはオランダ語の brood、ドイツ語の brot、スエーデン語の brödなど。
アイス / Ice cream
Ice cream は知ってるかもしれないけど日本語ではよく「アイス」 ice で終わらせてしまう人が多い。デザート注文して氷(ice)だけ出されたら悲しいよね。
ソフトクリーム / Soft serve ice cream
Soft cream だとただ柔らかいクリームになってしまうので、長いけどちゃんと soft serve ice cream を使いましょう。
バイキング / Buffet
これを海外で使ったら絶対に伝わりません。Viking? Biking? ってなんて聞き返されて言いたいことから遠ざかりしかねない。Buffet が正しい英語で発音はビュッフェではなくバフェに近い言い方。注意点は buffet でも all-you-can-eat 食べ放題だとは限らないこと。
レンジ / Microwave
レンジは英語の range (範囲・領域・距離など) と聞こえて電子レンジとはまた違う言葉になってしまいます。正しい英語は microwave または microwave oven。そして microwave は動詞としても使えます。例) You can microwave it for one minute.
和製英語「食べ物編」いくつ知っていましたか?
やっぱり毎日日本語喋っていると間違って使ってしまいそうですよね。
それではまた今度、違うトピックで和製英語をご紹介させていただきます。
Thank you for reading, and see you next time!