間違えるための練習をしない!初めから一つも間違えないつもりで♪
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2021-09-20 |
ピアノ初心者の方のなかで
両手で合わせる練習が苦痛な人はいませんか?
片手ずつの音取りを終えて両手で合わせるとき
上手く進めなくて同じ場所を何度も何度も弾いて
だんだんイライラして嫌になっていませんか?
時間ばかりがかかって、ちっとも先に進めない・・
せっかく弾けてもすぐに忘れてしまう・・
その原因は
間違えるための練習をしているから
です
練習の時に当然、間違えることはあると思うのですが
1回躓いて止まったということは
「失敗する練習を1回やった」
のと同じ意味になります。
成功していないので、間違えたことを1回やったという結果になり
脳に1回失敗した指使いやその経験が記憶されます。
1回くらいなら全く問題ないのですが
何度繰り返しても弾けないなんて言う例になると
10回失敗し続けた→10回間違えた指の記憶が蓄積される
ということになり
弾けるようになる妨げになってしまいます。
(変な癖がつく、間違って覚えてしまうということです。)
ではどうすればいいのかということですが
最初から1音も間違わないように練習していく
ということになります。
そんなことできないよ。と思っているあなた。
絶対にできます。
まずはきちんと片手をマスターすること。
両手になったら
超ゆっくりと、1つずつ確認してから打鍵するのです。
次の音を弾くのに10秒かかってもかまいません。
そして短く切って練習をするのです。
1小節ずつ。必要なら2拍ずつの細切れだってかまいません。
どんなにゆっくりだったとしても
間違わずに弾けた1回の方が意味があるのです。
少しずつ速くしていけば練習を始めてから
1回もミスすることなくインテンポまで加速することだって可能です。
間違えると気持ちが萎えてしまいます。
何度も何度も間違えると心が折れてしまいます。
嫌になったことは覚えにくいのです。
(好きな教科は覚えられるのに、嫌いな教科の暗記って
なかなかできなかったでしょ?)
焦りは禁物です。焦れば焦るほど弾けません。
理由は
速くなって雑になって、脳と指が追いつかなくなるからです。
脳が追いつく速さと記憶容量で練習をするのです。
スモールステップの学習法ですね。
あらゆることに応用できます。