中高一貫校は成績がどうしても固定化しやすくなります。
一度、自分の中で作りあげられた中間考査・期末考査の勉強システムを6年間延々と繰り返すことになるからです。
そして、その中間考査・期末考査の勉強システムが確立する時期が、中学1年生の2学期の中間考査あたりという印象があります。
中高一貫校で常に成績上位にいることができる生徒さんは、この早い時期に中間考査・期末考査の勉強法を確立し、それを淡々と繰り返していらっしゃいます。
というのも、
中高一貫校は、こなさないといけない課題が多くなります。
例えば、中学校以降では中間考査・期末考査の科目が格段に増えます。
小学校であれば、国・算・理・社会がメインで、中学受験組であれば、テスト自体は特段予習をしなくても解けることが多かったと思います。
中学受験の塾等で習う問題の方が格段に難しいですから。
しかし、中学校に入ると、様変わりします。
まず、中間考査・期末考査と言って、集中的にテストを受ける期間が設けられます。
どの学校もおおよそ1週間程度のことが多いでしょう。
そして、その考査期間中は、毎日2時間(〜3時間)テストを受けます。
大体1日、2科目、多くて3科目といったところです。
職員室も考査期間1週間前から生徒さんの立ち居入り禁止になったり、部活も一週間前からはお休みになる学校が多いです。
考査期間中は午前中で終わって、お昼を食べる前に帰宅し、午後から明日以降のテストに向けて勉強というスタイルです。
生徒さんからすると、中間考査・期末考査はお昼で帰れるため、ちょっとしたイベントのような感覚だったりします。
この中間考査・期末考査のシステムが中高6年間続く感じです。
中間考査・期末考査のシステムを上手に活用できる必要があります。
中学1年の1学期の中間考査・期末考査は、入学後の興奮ややる気があるため、中だるみも始まっていなかったり、のちの成績上位層も慣れていないため、成績のばらつきも比較的少なくお団子状態です。
しかし、中学1年の2学期の中間考査では、夏休みを経た分、中だるみの兆候が一部に見られ始めるのと、成績優秀者が得点を伸ばし始めて、成績順位が固定し始める時期になります。
一部の生徒さんの成績の変動はありますが、おおよそこの中1の秋の考査の成績がそのまま6年間の成績にスライドしていくからです。
中高一貫校の生徒さんにとっては、実は中1の2学期というのは、かなり大切な時期です。
6年間受け続けることになる中間考査・期末考査の自分の勉強法をこの時期に確立しましょう。
そうすれば、中高一貫校の6年間成績上位を目指しやすくなります。
もちろん、後から頑張って追いつく方法もありますが、やはりスタートダッシュ、おすすめです。