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Cafetalk Tutor's Column

Takayo 講師的專欄

ドイツの災難:魔法が使えたなら Something I learnd from Flood damage.

每週主題: If you could magically make just one wish come true, what would it be?

2021年7月19日 | 4 評論

ドイツの洪水被害の地域に住む我が家
10年前からゲリラ豪雨はしばしばあり
今春はやけに雨がよく降り
夏であっても程よい湿気がお肌や髪にいい印象を与え
日本の梅雨を想起する


その日は朝から珍しく篠突く雨に見舞われ

ライン川は溢れんばかりの水位に
その時すでに共鳴していたのかもしれない

午後になっても雨はやむこともなく

益々本降りになる


17時頃自宅から100m離れたロータリーは

川と化し



『大雨になるといつものことよ。』

と大雨に気を揉むこともなく
卒寿を超える隣人が
軒下から雨の音にも負けじと
大き目な声で教えてくれる



夜には土砂降りが続き悟りの極致を迎えた
ご近所さんの予想をはるかに超えたのだ!



20時

飲み物を取りに地下室へ続く
階段を下りていくと

タイルのテカリが一瞬何なのか分からなかった

我に戻ってよく見ると

それは1センチほどの水のベールに覆われ
地下が浸水していることに気が付く


取りに来たはずの飲み物どころではなく
前日から600キロ離れたミュンヘンに
出張中の夫に
すぐさま状況を知らせるために
動画通話をした


そこからの記憶はただひたすら
60平米ある地下室全体に
浸水した水の除去作業
懸命にしたことだけ



遠隔で夫は隣人に連絡を取り手伝いの要請し
数人の近隣住人がバケツやモップを持って
駆け付けてくれた


私には高校生、中学生、小学生の三姉妹の
娘たちがいる

普段はだらけている娘たちも
必死になって作業をしてくれた

雑巾に水を含ませ
その雑巾をバケツに絞り
すぐに一杯になるバケツの中の水を捨てる
永遠的な作業

水は床の下からどんどん染みてくる
何百回、何千回しただろう

手も腰も痛いが
一生懸命作業してくれる近隣住人の手前
必死にやるしかないのだ

幸いにも雨は止んでいる

諸行無常

いつかは止まることを信じ作業は続く


作業しながらもミュンヘンのホテルに
滞在する夫には
随時私たちの作業状況を説明

いても経ってもいられなくなった夫は
23時を過ぎてから
ステイ先のホテルをチェックアウトして
車で帰宅することになった

夫が帰宅するまで気を確かに持ち
この家と子供たちを守るのは私なのだ!


結局
夫は明け方4時頃帰宅し
永遠に止まらないと思っていた浸水は
明け方6時頃にやっと止まった

手にマメができた
腰が砕けそうになった

それでも
みんなが無事でいてくれるだけでなく
静かに眠れる場所がある
だけで

幸せだと噛みしめた

知人が送付してくれた被災地【Altenahr】アルテナールの被害の様子

復興にまだまだ時間が掛かる模様
もし魔法が使えたなら

洪水の被害に遭った人々が
救助をしている人々も
愛する人を亡くした人も

屋根のある場所で寝られます様に‼



昨年張り替えたばかりの私の事務所と
兼用にしている書のアトリエ

そこのフローリングが今回
水浸しになった


奇跡的にその部屋に保管していた
貴重な半紙が無事だった‼



美しい日本語を継承する
書の講師としての本分
は更に定まった。

おもてなし美書家Takayo


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