私がメルボルンに引っ越しをする14年前からの4年間、日本の幼稚園で働いていた頃に出会ったお姉ちゃんと弟くん。
あの当時、5歳だったお姉ちゃんが帰りの幼稚園バスから降りて来るのをお母さまと一緒に楽しみに待っていてくれたかわいい弟くん。その子が今年中学1年生になり数日前私のもとに連絡がありました。
「中学校の美術でデッサンを習ったので、大好きな信号機を描いてみたいんです。日本の信号機も描いたのですが、オランダの信号機も描きたいので写真を送信してもらえますか?」と!
その連絡をもらった私は興味や好奇心を持って新しいことにチャレンジしようとしている弟くんの気持ちを知ってとても嬉しくなり、連絡をもらったその日にオランダのライデンLeidenの街へ繰り出し信号機を見つけてはカシャッ、カシャと写真を取り送信をしました。
普段何気なく見ていたオランダの信号機。自転車が左折するために矢印が出る自転車専用の信号があったり、運河の上の橋にはボート専用の信号があったり(ピンクのマーク)。弟くんから連絡をもらったおかげで、私も新しい気づきや発見が出来てとても楽しい時間になりました。
子どもが興味を持つものって面白いですよね。大人の目線では気付けていなかったものだったり、よく似ているものでも細かな違いがそれぞれにあることをしっかり観察し、詳しく覚えていたり。
メルボルンに住んでいた間にも連絡があり、オーストラリアに生息している動物に興味を持っていることや、難しい漢字にハマっていることも教えてくれていました。お子さまが興味を持ったものを大切にし、親子で一緒に探してみたり、調べたりすると私たち大人の方が知らなかったことに気付ける機会に出会え、家族で共通の思い出が増えていきます。そしてお子さまが観察する力も自然と身に付き、それが学習意欲にもつながっていきます。子どもたちの好奇心を大切にしてあげたいですね☆彡
「オランダの信号機のデッサンが仕上がったら送りますね!」の言葉を聞き、どんな絵が送られてくるのか今はとても楽しみです!