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Cafetalk Tutor's Column

Rie_Takayama 讲师的专栏

良い先生は良い生徒✰A good teacher can be also a good student.

2015年11月14日

今日はあいにくの雨でとても肌寒かったですね。そしてパリ銃撃事件のニュースに朝から気持ちが沈んだ1日の始まりでしたが・・・・皆さまいかがお過ごしですか?!

今日は私はCafetalkの生徒として、Jessica.R先生の「Sattvicヨガ」レッスンを受講しました。私がヨガを教え始めたのは2年前からなのですが、それ以降もずっと自分の練習と勉強のためにヨガクラスにはつねに通ってきました。イタリアで暮らしていたときにも、フィレンツェにお気に入りのヨガスタジオがあり、通っていました。ですが先月の日本帰国後は、住まいを以前の都内ではなく横浜に移したことや、その他もろもろの生活上のことでなかなか落ち着いていないこともあり、まだヨガスタジオにはいけていません。そこでカフェトークさんを利用してみよう!と思いつきました^^。

私にとってヨガスタジオに行くことは、自分自身と向き合い心身の状態を確認するための毎日の練習の延長でもあり、新しい出会いや学びの場でもあります。また、「良いヨガインストラクターとは?」という問いを自分自身になげかけることができる、貴重な時間でもあります。たくさんの流派が存在する中、できれば自分に合ったスタイルのヨガで、そして私にとってもっとも大切なことはインストラクターとの息が合うことです。また最近は特に、海外のヨガインストラクターとの出会いも、ヨガから得られる大きなメリットだと感じています。

その国ごとにスタジオのしくみやクラスの運営のしかた、そしてインストラクションの言葉は変わっても、ヨガの根底に流れる教えとそこで共有できる「心地よい時間とエネルギー」という本質は基本的には変わらない― そのことを再度確認したくて、今回カナダ在住のインストラクター、Jessica.Rさんのクラスを申し込みました。

はじめに自己紹介とヨガの経験、ヨガについての考えや思いなどを少し話したあとで30分のクラスが始まりました。スカイプで生徒としてヨガクラスを受講するのは私にとってもまったくの初めて。普段自分がレッスンをしているのとは違う視点で、生徒側になってみるとまた、同じスカイプレッスンも感じ方がまったく異なりますね。クラスの運び方やインストラクションに使う言葉やポーズの見本の見せ方など、他の先生のクラスを受けてみることで気づくことは多いはずと思って受講しましたが、本当にその通りでした!

JessicaさんのSattvicヨガはゆったりとしたペースで流しながらも、ひとつひとつ丁寧にポーズのアライメントを作り、しっかりホールド(ポーズをしたまま停止すること)していくスタイル。私のスタイルであるハタヨガでありながらフローの流れに重きを置く(ヴィンヤサ)ヨガとはことなります。今日はゆっくり行うことや、しっかりホールドすることの良さも改めて感じました。そして最後のメディテーションの時間では、私のクラスでも最後に行うものですが、ただの静寂の時間がまるでスカイプを通してテレパシーで繫がっているように、カナダにいるJessicaさんと同じときを共有し、私たちの小さな「静かで平和な世界」がそこに存在しているのを感じることができました。

『良い先生は良い生徒』とは、私がヨガのティーチャーズトレーニングを受けたときに当時の師から教えられた言葉です。世の中にはプロフェッショナルであることがアマチュアであることと明確に一線を画す、またそうでなくてはいけない職業がたくさんあります。医師や弁護士、パイロットなど国家資格が必要とされる職業は一般的にそうだと言えるでしょう。

もちろん、国家資格というものが存在しないヨガインストラクターという職業においても、身体と心を扱うという意味では、しっかりとした知識と経験による裏付けが必要であるのは言うまでもありません。そのために私たちは日々研鑽し、知識を増やし、経験を豊かにしていくことが求められます。

ただし、これはその他多くの職業にも言えることだと思うのですが、人間として生きていく中で得られる経験そのものが仕事をする上での考え方や判断の助けにもなる場合、「一人の生徒としてつねに学ぶ姿勢」はとても大切なことだとも思います。そしてヨガインストラクターの場合、つねに生徒側の立場に立てる人であってほしい、そう私の師は言いました。この説明を聞いたとき、私は心から本当にそうだなと思いました。たとえインストラクターになったとしても、ヨガについても人としても学びは続き道の途中であるということを意識することが大切であると。

カフェトークさんではいつも「○○先生」とスタッフの方が呼んでくださりますが、私は同時にいつも自分は生徒だとも感じているので、実はちょっぴり気恥ずかしいです。もちろん、そこにはプロであってほしい、というカフェトークさん側の思いも込められているのは感じられますが!

インターネットを通じて繫がり、生徒も先生も自由にレッスンを受けられる双方向のしくみを作りだし、提供されているカフェトークさんに感謝するのと同時に、こんなことが可能となる現代だからこそ、まさに、『良い先生は良い生徒』であるべきだと思った今日の体験でした。今日のレッスンでは、先生の側に立つときのお気持ちもわかるので、Jessicaさんがおっしゃることを素直にスーッと理解している自分がいました。まさに私たちの間にはヨガで活性化されたエネルギーと一緒に、そこには調和・共感するハーモニーが感じられていたと思います。

とても美しい英語でレッスンをしてくださるJessica先生のクラスは、英語を学ばれている方でヨガに興味のある方にもお勧めだと思いますよ✰

写真はイタリアでヨガに行った帰りのある日の午後の自分です^^ 帰りに髪の毛を切ってもらい、自撮りしちゃいました(笑)。

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