昨日、ウィーン市内にあるベルヴェデーレ宮殿にお散歩に行きました。
(昨日はあまりの曇天だった為、上の写真は9月に撮った物を使用しています。)
ベルヴェデーレ宮殿は夏の離宮として建てられ、今は美術館としても有名です。
クリムトや、エゴン・シーレ等、世紀末ウィーンを代表する画家達の作品が多数展示されています。
また、ブルックナーの最後の家が庭園内にある事でも有名で、未完の作品「交響曲第9番」もこのお家で書かれました。
(背が低すぎて、1になりきれませんでした…!)
毎年日本でお正月を過ごしていた私が、ウィーンに住むようになってもしている事、
それは、お散歩です。
日本でもウィーンでも、家族や友達とゆっくり過ごせるのがお正月。
一緒にお散歩して、他愛もない話や、普段面と向かってはなかなか話せないような話をする…
また時に1人でお散歩に出かけて、思考を整理したり、新年の決意を新たにする…
そんな時間が私にとってはとても大切で、幸せな時間でもあります。
お散歩を習慣にしていた、という逸話が残る作曲家は沢山います。
今もハイリゲンシュタットに散歩道としてその名が残るベートーヴェン。
毎日同じ時間に散歩をしていたブラームス。
散歩中、アイディアが閃くと即座にメモをとっていたというエリック・サティ。
練習やお仕事に煮詰まった時、ふとお散歩に出かけ、新鮮な空気や自然に触れ、同じようにリフレッシュしていたであろう作曲家に思いを馳せてみてはいかがでしょうか…?