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Cafetalk Tutor's Column

suna 講師的專欄

図で伝えたいこと

2015年10月6日

中学校の数学で、一次関数や二次関数を習う前にも、学校の教科書にはたくさんの図が出

てきます。一次関数も難しいですが、折れ線グラフや棒グラフ、表や円グラフ、いろんな

教科単元でバラバラと出てきて結構難しくないですか??

どんな時にどれを使うと便利なのか、、そういう視点でまとめなおしてみても良いかもし

れません。

変化を観察するための折れ線グラフ、比較するための棒グラフ、割合を知りたい

(全体量を重視しない)時の円グラフや帯グラフ、円グラフよりも帯グラフの方が、割合の

大きなものを主張するような気がします。

確率の単元で、よく話すのですが、「どんな図を描くか分かったら、分かったようなもの」

だと思います。

数学の難しさはいろいろありますが、「どんな図を描くのか」というのも、その一つでは

ないでしょうか。

例えば、、中学校の数学の確率の単元で、「表が描ける(二次元である)」時と、

「樹形図しか描けない(三次元以上、あるいは複雑な場合分け)」時と、何故解答の図が

違うのか、あまり深く説明されていないこともあります。

さいころ2個の時と3個の時の違いなどです。

解答の図は分かりやすいけれども、似ているのに同じように解けない問題というのが出てき

てしまいます。

違いに気が付いていなければ、「自分では解けない」ということになりかねません。

中学校の確率の単元だけなら、とにかく樹形図で乗り切れそうですが、

何故樹形図なのかという説明を受けることはあまりありません。

小学校の理科の授業でも、分かりやすいと信じて、生き物の分類など樹形図で表したり

しますが、、みんなにとって分かりやすいかといえば、そうでもないかもしれません。

高等学校数学で、「箱ひげ図」というものが出てきます。

なんじゃこりゃ。

よく、「データーのちらばり具合を表している」などと、かなり抽象的な表現をされます。

もちろん、図ですから、人間の感覚に何か訴え、理解を求めるために描くわけです。

どんな時に使われるかということですが、、単独で使ってもあまり意味がありません。

単独の二次平面上でのデータのちらばり具合を見るのならば、二次平面上に描かれたものを

見る方が分かりやすいです。

「ちらばり具合」の「変化」や「違い」を見るために、複数並べて使うことが多いのでは

ないでしょうか。

私の勝手な解釈ですが、箱ひげ図は、二次元のグラフを本棚のようなものに並べた時の

背表紙のようなものです。

証券取引の現場で、この高等学校数学の箱ひげ図のようなものを見たことがある人も多いと

思います。箱の両端と棒線の両端の決め方は高等学校数学で習う方法とは違いますが、

赤と青の色の違いで、時間による約定金額のばらつきの変化や増減が分かりやすい図です。

また、家電メーカーの商品の耐久性検査(何回も衝撃を与えて、何回で壊れるか調べる)

などでは、高等学校数学で習う中央値を使った箱ひげ図を見かけることもあるそうです。

品物ごとに壊れるまでの回数の分布を比較して、製品の耐久性能の均一性を比べるわけです。

科学実験のデータでも、箱ひげ図で表すことがあるそうですが、中央値ではなく、平均値と

標準偏差を使うこともあるそうです。個人的な解釈ですが、それぞれのデータの分布が

正規分布に近いと、ほとんどのデータが集まっている個所が太く表示されて分かりやすいと

思います。

使い慣れたひとにとってはあたりまえのことでも、結構難しいことを習っていると思うのです。

特に、小中学校ではばらばらといろんな教科で出てくるので、理解もバラバラとなりかねません。

そこのところ、配慮して授業したいものだと、いつも思います。

どんな感覚に訴えるのか??

というとても抽象的なおはなしでした。すみません。

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