「家計とのバランス」
こんにちは。講師のbananafishです。
前回は、子どもたちが塾に通っている理由から、学習塾の「人間関係の構築を学ぶ場所」であるという機能に注目しました。
今回は、塾の費用に関して、子どもたちが塾に通っている理由と出費対効果という観点から、家計バランスが取れているかどうかという実態をお伝えしていきます。
経済的に余裕があるご家庭はともかく、そうでないご家庭では、塾通いの必要性についてもう少し慎重になる必要があるのではないかと常々感じています。子どもたちが塾通いをしている個別の理由に対する費用対効果については、検証する意味はさほどないと思います。塾の費用が家計に与えるインパクトが、塾通いのコストに見合っているかどうか、家計とのバランスを考える上での参考にしていただければと思います。
各ご家庭の経済力を、子どもへの投資という切り口で4つの段階に分けてみました。
経済力◎:子どものための投資は惜しまない。
経済力○:子どものための投資は惜しみたくないけれど、できれば抑えたい。
経済力△:子どものための投資は惜しみたくないけれど、無い袖は振れない。
経済力×:子どものために投資をする余裕はない。
それぞれのケースについて、塾通いの必要性、塾選びの条件は変わってきて当然かと思いますが、実際のところは、客観的に経済力×のご家庭であっても、親御さんが無理をして、塾に通わせているケースは少なくありません。このようなケースでは、子どもたちもプレッシャーを感じ、親御さんも無理をしていることが、様々なマイナス要因を増幅させてしまっています。せっかく塾に通っているのに、その出費が目に見える形でプラスに転じる効果につながることは残念ながら、あまりないようです。
「家計とのバランス」
子どものために、無理をしてでも投資してあげたいという気持ちは、どのご家庭でも同じと思います。それでも、やはり、意味のある投資をするのであれば、経済力に見合った、家計とのバランスを考慮した上での塾の活用をしていく必要があるのではないでしょうか?
塾選びをする前に、
無理をして、やみくもに塾に通わせるのではなく、家計とのバランスを考慮した上で、お子さんの教育費に関して改めて見積もり、そのうえで、塾をどのように活用していくのか考えてみてはいかがでしょうか?
教育費用については、後日、改めて取り上げます!
塾通いの代替えとなる家庭における取り組みについても、後日、改めて取り上げていきたいと思っています。
では、次回をお楽しみに!