こんにちは、英会話講師のNozzyです。
最近日本人の方と英語でお話したり、英文の添削をしているときに感じるのは、多くの方が頭の中で言いたいことを日本語で考えてから、英語に訳しているということです。
みなさん英語脳に切り替えることができない、話す前に頭の中で翻訳してしまうからどうしても時間がかかる、と悩みがちですが、日本語脳で英語を話す最大のデメリットをご存じですか?
もちろん、訳すのに時間がかかるのも大きなデメリットですが、最大のデメリットは
日本語と英語は全く異なる言語同士の為、翻訳してもうまく言いたいことが伝わらない
ことなんです。
簡単な例を挙げると、恋人同士が離れ離れの時、日本語だと「会いたい」といいますよね。それを英語に直訳すると "I want to see you" になります。あながち間違ってはいませんが、ネイティブの多くは "I miss you" をよく使います。日本語だと、「あなたが恋しい」ですね。これも間違ってはいませんが、あまり口語的ではないですよね。
では、日本語を直訳するのではなく、英語脳で話せるようになるには、どうしたらいいのか?
ずばり、
日本文を頭の中で作らないことです。
また、英語は日本語と語順が逆だからと、末尾から読んでいませんか?
違うんです。
そういうことではないんです。
英語は言いたいことを先に言う言語
というだけなんです。
昨日、学生時代の旧友にたまたま誘われて数年ぶりに江の島まで行って花火を見に行った。
というとき。
言いたいことは、昨日花火を見たことですよね。別に誰と見たとか、その人がどんな知り合いなのかとか、どのくらい花火を見ていなかったとかはそれほど重要ではなくて、言わなくても相手に昨日何が起きたのか、つまり一番大事なことは伝わりますよね。
誰(何)が、どうするのか。
まずは主語と動詞を必ず先に言いましょう。
それから、どこで、誰と、なぜ、どのように、、、
と必要であれば、もしくは、会話を続けたい、文章を長くしたいのであれば、どんどん末に付け加えればいいんです。
どうですか?
文法のルールを考えながら、完璧な日本語を英訳するよりも、簡単だとは思いませんか?
いや、それでもわからない単語が多いからつまずいてしまうんです…
そんな方は、わからない言葉や単語を説明する練習をしてみましょう。
例えば、同調圧力が苦手だから、組織に属するのは向いていない。といいたいとき。
同調圧力?苦手?組織?属する?英語でなんていうんだろう…
ストップ!英単語を調べるのは動物や病気の名前のように言い換えようのない名詞だけにしましょう!
まずはわからない単語を調べるのではなく、子どもに話すかのように簡単に説明していきます。
I'm not comfortable in the situation that I have to say yes when everybody say yes even I don't think so.(私はみんなが賛成のとき、自分は反対だけれどみんなに合わせて賛成だといわなければならない状態に違和感感じる。=同調圧力が嫌)Thst's why I don't like to be in the group.(だからグループにいることが好きではない=組織には向いていない)
いかがですか?
簡単な単語だけで、言いたいこと、伝わっていませんか?
日本語に存在する言葉で、必ずしもそのまんま同じ意味の英語があるとは限りません。
まずは先に言いたいことを話し、英語だとなんていうのかわからないときはその物や人、状況などを説明しましょう。
実際に英作文や独り言などでその練習を繰り返し練習してみましょう!
そうすることで自然と英語脳に切り替わってきます。学校の英作文は大の苦手だった私ですが、日本文を気にせず伝えたいことをイメージして説明していくうちに、どんどん英会話力は伸びていきました。
ぜひ騙されたと思って練習してみてください。伝える気持ちがあれば伝えられます!
興味がある方は私のプロフィールを閲覧してみてください。フリートークのレッスンでは、普段使わない教科書通りの英語ではなく日常にあった、実際に言いたいことを伝える練習をし、その中でふれた表現に対して日本語と英語のニュアンスの違いや、より使える単語やフレーズを伝授していきます。
添削レッスンでは、伝えたいこと、もしくは理解したい文章のマテリアルをもとにリアルな英語表現をお伝えしています。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。ほかの記事もぜひご覧になってみてくださいね。
Nozzy