Un tocco di stile alla tua vita.

Cafetalk Tutor's Column

Rubrica di Miho.paris

フランス語『なぜ聞き取れないのか』

Jul 17, 2020

BONJOUR TOUT LE MONDE!!
 

今日は、 

リスニングで困ってる‼

★なかなかフランス人の話している事が聞き取れない・・
 

などと悩まれてらっしゃる方に、『なぜ聞き取れないのか』

その理由を4つ、まとめてみました。

 4つの理由とは、

 

1-   単語・文法を知らない

2-   単語の意味がすぐに出てこない

3-   正しい発音を知らない

4-   音の変化を知らない                         

 

です。

 

***********************************

 

1『単語・文法を知らない』

 
会話がまったく聞き取れない方は、単語や文法を知らないパターンが多いです。

単語や文法が分からなければ、いくら聞いても意味がありません。

 

目安はスクリプト(ノート、教科書などの教材)を読んで意味が分かるかどうか。
読んでも分からない場合は、聞いても聞き取る事はできません。
 

最低限の文法と単語はマスターしておかなければ、基本的な会話についていくのは難しいです。

 

さらに、フランス映画、スポーツ、料理、医学など

学びたいジャンルやテーマなどの目的によっても覚えるものが変わってきます。

 

その特有の専門用語を聞き取れるようになるには、単語と文法を覚えるしかありません。

 

しかし文法から入るのは苦手という方もいらっしゃいますよね。

そういう方には、単語量を増やすだけでもリスニングは飛躍的に向上しますので、まずはそこからスタートする事をお勧めします。

 

またもう一つお勧めは、自分のレベルにあったリスニング教材で学習すること。

難しすぎても、『単語を調べて終わってしまった。』

という事になりかねませんので、まずは自分の実力のちょっと上くらい。

『だいたい半分以上は分かるけど…全部は分からない

がベストです‼

 

そしてそれが100%聞き取れるようになれば、次のレベルの教材を使う。

というような流れが一番効率のいい練習法です。

 

***********************************

 

2『単語の意味がすぐに出てこない』

 

知っている単語はあるのに、早くすぎて理解できない‼聞き取れない‼

という方は、単語の意味を思い出す瞬発力が足りなくて聞き取れないパターンが多いです。

 

リスニングはリーディングと違ってこちらの理解を待ってくれません。

よって、どんな単語も反射的に、遅くても1秒以内に意味が出てこなければ

ネイティブの会話にはついていけません。

 

つまりリスニング力には瞬発力がマスト‼

 

そのためにはフランス語をフランス語で理解する必要があります。

逆には言えば頭の中で翻訳する作業をやめるということ。

 

ではどうすれば良いのか。

 

私のお勧めはフラッシュカード法です。

 

フラッシュカード法は1秒ごとに単語を音読するやり方です。

(詳しくは『語彙力を伸ばすには』の記事に)

 

考える間も無く意味が出てきて、初めてリスニングで使える単語力が身につきます。

 

また瞬発力をきたえるという意味では、覚えたい単語の一覧をつくり、

速読するというのもお勧めです‼(タイマーで計るのも効果的です)

 

少しでも早く頭の中から単語の意味を引っ張り出そうとする練習が、
単語の瞬発力を強化させ、結果的にリスニング力も向上させてくれます。

 

***********************************


3『正しい発音を知らない』

 

スクリプトを見たら分かるのに、リスニングではほとんど聞き取れない・・・

こういう方は正しい発音を知らない、また間違ったインプットをしており聞き取れないパターンが多いです。

 

フランス語は日本語にない発音はもちろん、英語とも出す音やつづり字のルールが違います。

 

ここでのポイントはフランス語の発音をフランス語で理解すること。

ふりがなを書くのはお勧めできません。

はじめは楽かもしれませんが、後から必ず苦労します

 

ではどうすれば良いのか。

 

それはそれぞれの発音の原則、特徴をおさえること

(詳しくは『フォニックス』の記事)

そして、次に発音練習。

 

A』『E』『I』『OU』『OI』『EN』『AU』『AIN』など

 

私自身も英語を学習する際に、フランス語と同じように読み、会話が通じない、聞き取れないという体験をし、つくづく感じました。

 

***********************************

 

4『音の変化を知らない』

 

スクリプトで確認したら、全然違う音で発音されていた!

という経験はありませんか?

 

フランス語はリエゾン(連音化)があるため、

一つの単語・一つのフレーズ で音が異なります。

 

こちらは、慣れるしかありません。

沢山の音の変化、ルールを学び、沢山の文章に出会う‼

というのが一番の早道です。

 

言葉にふれ、積みかさねる事でだんだんパターンが身につき、

音の変化をキャッチし推測できるようになります。

 

***********************************

 
次回は、リスニングにお勧めの教材やアプリケーションを
ご紹介いたしますね♪

 

ではBON COURAGE!! et à bientôt!!

 

Got a question? Click to Chat