Un ourson bien léché.
フランス語を直訳すると「よく舐められた子熊」
実は、しつけの良い子、お行儀のいい子という意味です。
昔のフランス人は、熊は舐めながら子どもを形作ると考えていたという話もあります。
かつてはフランスの山や森にもたくさんの熊が住んでいました。
二本足で立つ熊たちのことを、中世以前のフランス人は人間のご先祖様だと思っていたとか。
アイヌやネイティブアメリカンの人々の感じ方と通じるものがありますね。
キリスト教会が力を持つようになると、そうした考え方は好ましくないものとなっていったようです。
それでも、熊の親子を見つめるまなざしは、今もフランス語表現の中に残されています。