こんにちは! 韓国語講師のYokoです。
最近、韓国語学習者の間で一般化されつつある、韓国語多読。
きっとカフェトークの韓国語学習者の皆さんの中にも実践したことがある、
または現在実践中、という方もいらっしゃるかと思います。
中でもよく見かけるのが、絵本の多読。
活字が少なく、(絵本なので当然)絵が中心となって構成されているのでとっつきやすく、
しかも、もともと子供向けに書かれた文章なので比較的「易しい韓国語」で書かれているため、
辞書片手に、頑張れば初級後半レベルでも読める、という利点があります。
さて、その先の「多読」のススメについて、今回は書いていきたいと思います。
レベルとしたらだいたい中級の半ばあたりからを目安としていますので、ご参考までに^^
まず、気をつけなければならない点としては、
「専門用語や、作家の造語、人の微妙な心情を描くような小説」
...推理小説と恋愛小説は避けたほうが無難です。
なぜかというと、まず推理小説の大半は警察や法律用語などが混じるので文章的にすごく難しいこと。
そして恋愛小説は、人間の細かな心情を描くことが多く、辞書片手に調べてもピンと来ないことが多いからです。
こちらのジャンルの本は、最終的な目標としてとっておくことにしましょう^^
さて、ではどんな本がいいのかというと...
●エッセイ(随筆)集
●20〜30ベージほどの短編小説がいくつか収録された短編集
●日本の小説の韓国語翻訳本
の以上3つ。
私が梨大語学堂で勉強していた時に先生に勧められたのが、エッセイでした。
韓国人が書く一般的な文章で比較的理解しやすくて読みやすいからです。
そして学習者にとっては、韓国語の自然な表現や文章の構成などの良いお手本としても大いに役立ちます。
読んでみて、心惹かれた文や気になった文型、自分も使ってみたいと思う一文を見つけてはメモしていくと、
自分だけの「世界一使える韓国語文例集」ができあがりますよ^^
それから短編ですが、だいたい短編はライトな内容に仕上がっています。
ということは、文章もそれほど難しくない、ということです。
頑張って辞書片手に読んでいっても、辞書なしでスルーしても、短編一つを楽しんで完読できると思います。
日本の小説の韓国語訳本に関しては、まず元が日本語であるため、韓国語に訳しても日本人にとって
比較的わかりやすい文になっていることが多いのです。
それからストーリーの内容も、日本人・日本文化がベースとなっているため理解しやすいです。
さて、いかがでしたか?
韓国語の本も様々あるので、自分の韓国語レベルはもちろんですが、以上のように、ポイントを押さえて
本選びをされると良いと思います。
少しでも良い参考になると嬉しいです^^