ピアノスカラーシップ生徒Cozyさん、コンクールで金賞受賞!
第1回ピアノスカラーシップ生として「おとなのためのピアノコンクール エリーゼ音楽祭」
にチャレンジしたCozyさんが、全国大会参加部門で見事『金賞』を受賞されました♪
INTERVIEW
Cozyさんに直撃インタビュー! 喜びの声やレッスンを通して成長したことなどを聞いてみました。
カフェトークでのピアノレッスンについて
オンラインでピアノのレッスンができるのか・・・
最初は私も半信半疑で、まずは体験レッスンを試してみました。使ってみたところ、iPadでも思いの外しっかりとしたレッスンが受けられたので今はカフェトークのレッスンのみでピアノを学んでいます。
私が思うカフェトークのピアノレッスンの良さは以下の5点です。
(1)自分の都合に合わせられるので続けやすい
自分がリクエストして初めてレッスンが発生するため、完全に自分の都合中心でピアノが続けられます。
忙しくてあまりピアノができない時期は1か月くらい空くこともありますし、サークルの発表会前でちょっと今週は頑張りたいという時 は週に2回レッスンを受けたこともあります。
通常の教室(固定曜日・固定時間制)でありがちな、「練習できていないのにレッスン日が来てしまった・・・」というストレスもゼロです。大人の趣味としてピアノを続ける上で、この要素は最大の魅力です。
(2)先生の良さ
オンラインによるピアノレッスンはまだ黎明期で、先生側も試行錯誤の段階ではないかと思います。そんな現在、レッスンを提供されている先生方は、先進的で柔軟な思考と心をお持ちの方が多いように思います。
自宅の近所では出会えないような先生に多く出会えるのが、刺激的で楽しいところです。ドイツやポーランド在住の先生もいらっしゃいますし、とにかく新鮮です。
(3)自宅でできる 良さ
自宅で受講できることも大きなメリットと捉えています。スケジュール的には空いていても長時間家を空けられない時、気軽にレッスンを取ることができます。また、大人だと「今はどうしても体調を崩したくない・崩せない大切な時期」もありますが、そういう時期でも外出を控えることができるのも魅力のひとつです。
(4)オンラインならではのレッスン選択
複数の先生からレッスンを気軽に受けることができます。1つの曲でも、複数の先生に見ていただくことで理解が深まり練習が加速することが多々あります。先生ごとに得意分野やお人柄もそれぞれ違うので、一つのポイントについても複数の角度から違った表現でアドバイスをいただくことで、新たな発見や気付き、 ヒラメキも生まれます。
また、「少し落ち込んで自信を無くした時」にはお話するだけで自信とやる気を回復できる先生に、「背伸びして難しい曲を弾けるようになりたい時」には明確な解説がお得意な先生に、と自分の状況に合わせて最適な先生にレッスンをお願いすることも可能です。
(5)毎回もらえる先生からのフィードバック
レッスン後に先生がフィードバックを文章で書いてくださいます。レッスンの復習になりますし、後日フィードバックだけまとめて読み返すこともできます。本番前にフィードバックをまとめて読み、最初のころのアドバイスを思い出して本番に活かすこともできました。
エリーゼ音楽祭予選・全国大会の様子について
技術を競うコンクールではなく、大人のピアノ愛好家の自己表現の場と定義されているので和やかな雰囲気でした。
舞台袖で出番前の私に「頑張って」と初めて会った方が声をかけてくださったり、更衣室で「素敵な衣装ですね」とにこやかに話しかけられて随分気持ちが和みました。
参加者の年齢層も幅広く、60才以上の方も数多く参加されていたのが印象的です。ピアノを趣味にされている方は体も心も健やかなのか(?!)、とてもお若くて驚きました。(60代ですがどう見ても40代にしか見えない 方も・・・)
大人になってピアノを再開した人は私の身近にはいませんでしたが、世の中にはたくさんピアノ愛好家がいて、かつレベルが高いことを知り励みになりました。
オンラインレッスンで学べたこと
学べないことの方が少なくて、 ・先生に手や腕を触って指導してもらうこと ・先生の手や腕を触ること ・ペダルの足の使い方や加減を先生に触りながら指導していただくことくらいではないでしょうか。
以前の私の演奏を知るサークルのお仲間などから最近よく言われることは ・手と腕の使い方が変わった ・音が変わった ですが、「オンラインのレッスンに切り替えたのよ」と種明かしすると皆驚きます。
弾く時の手の形が変わったことについては、「何をしたの?」とも聞かれますが、特に何も(ハノンやツェルニーなどの基礎練習など)していないのです。コンクール用の曲をレッスンでご指導いただく中で、小指の使い方、手のひらの形、腕や肩の使い方など何度も様々な角度からアドバイスいただき、それを少しずつ修正していった結果が今お仲間が驚いている変化です。
音色についても先生が「美しい音色を目指して」熱心にご指導くださったので、レッスンを受ける前よりもより豊かで多彩な音色が使えるようになってきたと思います。
自分の中で最も成長を感じているのは「表現力の向上」と「曲をまとめる力の向上」です。コンクールでは、審査員の先生から手書きの講評をいただけるのですが、予選・全国大会と合わせて7人の審査をいただきました。全ての審査員から「○」と評価をいただいた項目が、「表現力・歌い方」です。
去年の12月に録画した自分の演奏を見てみると 、「ブンチャッチャ♪ ブンチャッチャ♪」という典型的な幼い子供のような演奏でしたから、表現力で良い評価をいただけたことはとても嬉しく、自信にもつながりました。
「美しさ・滑らかさ」にも5人の審査員から○をいただいています。これは明らかに、レッスンでご指導いただいた先生のおかげだと感謝しています。
今年はコンクールをメインに取り組んだので、去年に比べると練習した曲数が少なくなりました。しかし、1つの曲をまとめ上げて完成させるという意味が理解でき、ピアノを弾く楽しさがより深いレベルに進化しました。大きな手ごたえを感じているところです。これも良い先生に巡り合えたおかげです。
今後もカフェトークでピアノを長く楽しく続けていくつもりです。
カフェトークでレッスンご受講中の方にメッセージがあればお願いします
オンラインレッスンというと、語学なら経験があるけれど音楽はイメージできない・・・
といわれることが私の周りではよくあります。でも、ピアノを始め音楽もうまく活用すれば十分に楽しめると思います。私にはピアノ仲間はいるのですが、カフェトーク仲間はまだいません。どこかでカフェトークでピアノを楽しんでいる方といつかお知り合いになれたら嬉しいなと思います。
指導した講師にインタビュー! yurino講師
今回コンクールを目指したCozyさんを指導してみてのご感想
自分の好きな音楽・表現したい音楽の世界観をきちんとお持ちの方だったので、常に前向きで計画的に取り組まれていたのが印象的でした。バランス良く各指を使うことやペダリングなど、沢山レベルアップなさっていたと思いますし、動画でのやり取りや、コンクール曲以外でも指ならしに憧れの曲に触れていったり、一緒に音楽に幅広く触れることができ、あっという間の期間でした。
オンラインレッスンで教えられたこと、逆に難しかったこと、工夫されたことなど
日本中・世界中にどこにいてもレッスン可能なのがオンラインレッスンの魅力ですが、やはり住まいの地方が異なるとコンクールの情報や様子などには詳しくなく…難しい点と感じました。運指・ペダル・腕や手の使い方など、オンラインレッスンでも無理なくお伝え出来たかなと思いますし、生徒さんの様子もよく伝わりました。またデータを使ってのフィードバックなど、よりわかりやすくお伝えできるよう心がけていました。
今後オンラインレッスンでコンクールを目指す方へのアドバイス
1回1回のレッスンを、確実な部分を増やして自信にしていったり、不安な点を解決していったりする場としていただき、また様々な講師に聴いてもらえる機会は珍しく貴重なことなので、是非有効な利用をしていただければと思いました。
他にカフェトークで音楽レッスンをご受講中の方宛てにメッセージがありましたらお願いいたします
ニーズや雰囲気の合うレッスンや前進していけるレッスンを是非見つけて、音楽をより楽しんでいただけたら講師にとってとても嬉しいことです。是非色々お話しましょう!♪これからも様々な出会いを大切に…♪
指導した講師にインタビュー! Mayuko.T講師
今回コンクールを目指したCozyさんを指導してみてのご感想
Cozyさんのレッスン当初の印象は・・・
とても器用でいらっしゃいましたが、脱力が出来ていない様子でした。それが理由で少し音が硬く、ご本人はミスタッチが多いことを気にしていらっしゃいました。
まず脱力のコツをお伝えしました。Cozyさんはとても素直に、熱心に耳を傾けてくださり、奏でる音色はみるみるうちに変わって行きました。元々音楽性が豊かでいらっしゃるのもあり、私のアドバイスを次回レッスン時にはしっかり自分のものにされていて、その上達はこちらもビックリするほど。とても練習熱心で、教え甲斐のある生徒さんです!
オンラインレッスンで教えられたこと、逆に難しかったこと、工夫されたことなど
カフェトークの講師をしていながら問題発言かもしれませんが(笑)、正直なところ、私はオンラインレッスンには少々懐疑的でありました。"音の芸術"である音楽を、果たしてインターネットを通してきちんと教えることが出来るのだろうか?と。ですがレッスン毎にCozyさんの音色がどんどん変わっていくのを目の当たりにして、こちらも自信を持って教えられるようになりました。
オンラインでのレッスンで工夫していることは、「言葉で具体的に説明する」ということです。通常の対面レッスンなら「こんな感じ」と、自分が弾いた実際の音を聴いてもらうことで伝えられることが、オンラインでは"音質"に関してまだまだ限界がありますから、そのような曖昧な表現では不充分です。身体の使い方や鍵盤のコントロール等、言葉でなるべく具体的な指示を出すよう心掛けています。
今後オンラインレッスンでコンクールを目指す方へのアドバイス
今回Cozyさんはコンクールに向けて、いくつもの本番を自ら設定して、人前で弾くことに馴れていく工夫をされました。通常オンラインレッスンを受講している方は、大体ご自宅でのレッスンになりますよね?ピアノは弾き慣れた自分の楽器、場所も自分の家・・・これはオンラインレッスンの一番便利な点ではありますが、コンクール等に挑戦する場合にはネックにもなり得ます。だって初めての会場、弾いたことのないピアノ・・・いつもとは全くかけ離れた状況で、たくさんの人を目の前に演奏しなければならないのですから。
時には何処かのレッスン室やホールを借りる等、いつもとは違う環境で演奏してみると新たな発見や確信につながるのではないかと思います。インターネット環境さえ整っていれば(タブレットがあれば)オンラインレッスンは何処からでも受講できる・・・まさにオンラインの醍醐味ですね。是非実行して頂きたいです。
Comments from judges
お好きな作品で、どんな響きで演奏したいかよくわかりました。とても美しいみずみずしい演奏でした。
風景もよく出ています。とても音色綺麗に弾けてます!作曲家のお国柄がよりでて素敵と思います。
音楽的によくまとまっていましたが、全体的に音色がもこもこして聞き取りづらい音もあったので、少し惜しかったです。
難解な曲にチャレンジしましたね。御自分のこの楽曲に対するイメージがあり、それが伝わってきました。未来が楽しみです。